2025.08.14 18:00
2025.08.14 18:00
自由奔放に生きているので、と彼女は笑う。その言葉通り、吉川愛はインタビュー中も大きな瞳をキラキラ輝かせながら、楽しそうによく笑う。明るくて、晴れやかで、まるで屈託がない。
実写吹替を務めた映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』では、海上で遭難した末、恐竜のいる島へと流れ着いたデルガド一家の長女・テレサを演じた。
テレサ同様、本人も物怖じしない性格。しかも大の爬虫類好きだという。知れば知るほどもっと知りたくなる吉川愛の素顔を少しだけ覗かせてもらった。【記事最後にプレゼント情報あり】

推し爬虫類はアカメカブトトカゲです
──まずは映画の感想から聞かせてください。
もともと『ジュラシック』シリーズが大好きでしたが、今までの作品からさらにアクションも内容もパワーアップしていて。恐竜がリアルに描かれすぎて、観ているだけでもう迫力満点です。とても壮大な作品に携わることができました。
──そもそも恐竜はお好きですか。
好きです! 私は、爬虫類が大好きで。それで恐竜にも興味を持つようになったのかなと思います。
──じゃあ、今回もお気に入りの恐竜ができましたか。
アクイロプスです。ちょっと小さめの恐竜で、可愛くて本当に癒されるんです。私が演じたテレサの妹であるイザベラがアクイロプスと仲良くなるのですが、私もその恐竜さんが大好きになりました。映画をご覧いただけたら皆さんも癒されると思います(笑)。
──なるほど。可愛い系の恐竜なんですね。
はい! アフレコ中もモニターを見ていて思わず「はあああ……」って声が出ていました。先に映像を確認させていただいていたので、いつ登場するとか、ここで何をするとか全部わかっているはずなのに、つい声が出ちゃう。ブースにいらした皆さんもアクイロプスを見ながら声が出ていたとお聞きしたので、これはもうしょうがないと思います(笑)。それくらい誰もが愛着の湧く恐竜なので、ぜひアクイロプスに癒されながら、迫力のある映像を楽しんでいただきたいです。
──あまりの迫力に思わず驚いたシーンはありましたか。
岩と岩の間からティラノサウルスが顔を出すシーンがあるのですが、そのシーンはとてもインパクトがありました。私、恐竜に会いたいタイプなんです。会いたいというか、もし懐いてくれたらいっしょに生活したいくらいなんですけど(笑)。そんな私でもあのシーンは怖かったので……。もし本当に目の前にティラノサウルスの顔が出てきたら、自分だったらどう思うだろうって考えたりしました。
──そんなに目が合うレベルの近さなんですか。
もう本当に目の前です。相当な迫力だろうなって思います。
──今、恐竜に会いたいという発言が出ましたが、もしこの映画のように恐竜の生息する島に漂着したら、吉川さんだったらどうしますか。
どうだろう……。食べられてもいいので見にいくと思います。

──恐怖より恐竜に会いたいという欲が勝つんですね。
勝つと思います。最初は戸惑うと思うのですが、悩んだ結果見にいくと思います。
──でかいですよ、恐竜。
大丈夫です! 私は会えることの方が嬉しいです。それに、もしかすると仲良くなれるかもしれないので、まずは恐竜のご飯を探しにいくことから始めます。
──なるほど。餌付け作戦ですね(笑)。
やっぱりみんなご飯が大事だと思うので(笑)。ただ、恐竜のご飯にするために他の生き物を仕留めるということができなさそうです。私があげられるのは、草くらい。なので、仲良くなれるとしたら草食の恐竜だと思います(笑)。
──生き残るために恐竜同士で争い合うこともありますからね。
そういうシーンは「争いはもうやめてよ〜」って間に入って止めたくなります……。
──恐竜を怖いものとして見ていないところがすごいですね。
全く見ていないです。同じ生き物として見ていて。だから、可愛いという気持ちのほうが大きいです。
──もしかして家に恐竜のぬいぐるみがあったり?
ヘビのぬいぐるみはあります。でも今回をきっかけに恐竜のぬいぐるみも集めようと思いました。このお話が決まってから恐竜のぬいぐるみを見ると、ついほしいと思うようになってしまって……なので、そのうち我が家にお迎えしているかもしれません(笑)。

──そんなに爬虫類がお好きなんですね。もしや推し爬虫類とかいたりしますか。
アカメカブトトカゲです。瞳は黒くて、目の周りは赤くて、頭から尻尾までトゲというか、ちょっとウロコみたいなのがついている爬虫類さんなのですが、とっても可愛いんです。手のひらに乗るくらい小さくて。心が弱めの子だから、触ってはいけないのですが、見ているだけで癒されます。
──ヘビとか首に巻ける人ですか。
巻けます! ちょっと冷たくて気持ちいいんです。
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