2025.07.31 17:00
2025.07.31 17:00
ファンの方が普通な私を特別にしてくれる
──では歌詞にかけた質問で、「アイドル衣装」の中に「普通な私を 特別にしてくれた」とありますが、過去を振り返りつつ、みなさんの今のアイドル活動につながる「普通の私を特別にしてくれた」ことを聞かせてください。
松本 私は小学5年生のときにモデルを始めたんですけど、もともとファッションが大好きだったんです。たまたま本屋さんに行ったときに小中学生向けのファッション誌を見て、同世代の子たちがキラキラしていて可愛くて、自分もこういう風になりたいって思ったのがきっかけでした。モデルさんのお仕事をしていく中で、雑誌から派生ユニットを作るというのに応募したのをきっかけにアイドルを始めたんです。
アイドル活動をやっていく中で、私にとってファンの方の存在がすごく大きいんです。どんなときも味方でいてくれて、たくさん褒めてくださって、それが自信にもたくさんつながるんですよ。自分は普通だなと思っていても、ファンの方にとっては特別なのかなと思うとすごく自信が持てるし。本当に、ファンの方の存在が私を特別にしてくれます。

橋本 私は、今思い返すと幼稚園の頃にやった劇が芸能界を目指すきっかけになったなと思っています。私、すごく目立ちたがり屋だったんですよ。幼稚園のお遊戯会がパンケーキが主役の物語で、「絶対主人公がいい!」って立候補して主役のパンケーキの役をやったんです(笑)。たぶん、みんなに注目されて照明が自分に当たっているとかが気持ちよかったんでしょうね。そのときに、ステージに立つことが憧れになりました。アイドルは、もともとお姉ちゃんがすごく好きだったんです。私が歌うことも踊ることも好きだったので、「やってみれば?」って勧められてアイドルの世界に入った感じなんです。なので、私の中のターニングポイントは幼稚園のときの劇がすごく大きかったなって思います。
アイドルを始めてからは、私はアイドル向いてないなって思う瞬間も多くて。前のグループのときもそこまで目立っていたタイプではなかったし、アイドルを辞めたいなって思う瞬間も多かったんです。でも、そんなときに支えてくれたのが、私も、ももなと同じでファンの方の存在だったんです。ひとりでも私のことを応援してくれている方がいるなら、その方のために頑張ろうって思えたし、今もそういう気持ちがあります。ほんとに、普通な私を特別にしてくれてありがとうって思っています。

東山 私はアイドルさんです。最初は自分がアイドルになりたいとかはあまり思ってなくて、普通にファンとして応援する側でいたんです。でも、ステージの上のアイドルさんがキラキラして見えて、人に希望とか夢とか、頑張る活力を与えていることがすごく素敵に思えて、私もそんな存在になりたいなと思ってアイドルを目指し始めたんです。私は=LOVEの野口衣織さんが大好きで、衣織さんがいなかったら今の私はいないんじゃないかなってすごく思っています。パフォーマンスとか歌とかたくさんお勉強させていただいていますし、ほんと衣織さんは私の中でアイドルの教科書です。自分が落ち込んだときも、衣織さんを見て元気になるし、すごく幸せな気持ちになるんです。毎日パワーもらってます(笑)。

葉月 私は、たかねこのオーディションの前に別のオーディションを受けた経験があって、初めて面接会場に行ったときに、面接官の方にいただいた言葉が自分を変えてくれたなって思ってます。そのときは震えながらあまり上手じゃないパフォーマンスをしたんですけど、その面接官の方が「歌声がいいからそれを伸ばしたらいいと思う」ってはっきり言ってくださったんです。それまで自分はすごく音痴だし、歌うことも踊ることも好きだったけどヘタクソだと思ってたんです。でも、実際に褒めていただけて、自分は好きなことを仕事にしていいんだって初めて思えたんです。そこで気持ちが変わったことで、HoneyWorksさんのオーディションを受けてたかねこになれたなって思います。
私は常にあんまり自信がないタイプなんですよ。でもメンバーがすごい人たちばかりなので、自分が落ち込んでいてもそばにいるだけで「落ち込んでる暇はないな」って思えるんですよ。そういう意味では、たかねこになってから私を変えてくれたのはメンバーかなって思います。みんな頼もしいです。

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