2025.06.24 19:00
2025.06.24 19:00
ワンマンでひと皮むけたMYERAを見せたい
──Aguriさんが披露したソロ曲のお話も聞かせてください。
Aguri 私は「どういう曲にする?」という話し合いの段階で、自分が大事にしていることを洗い出して長文にまとめて、スタッフさんに送ったんです。それから作家の方とすり合わせていって。
──テーマはどうやって決めていったのでしょう。
Aguri まずスタッフさんに「愛についてはどう?」と提案されたんです。それで、私なりの愛を考えました。「Cloud Nine」は失恋ソングだから、皆さんは恋人との別れを想像すると思うのですが、“戻ってこない幸せな思い出”という意味で私は、昔、祖母と一緒に過ごした時を思い出したら、“無償の愛”が浮かんだんです。それが〈あなたとの時間は夢のようだった〉というフレーズにマッチしていると思って。愛って広いものだから、いろいろな受け止め方があっていいんじゃないかな?と思って決めていきました。
Himena そんな深い話があったなんて、初めて聞いた!

──完成してから心がけたことは?
Aguri 「Cloud Nine」は全英詞の曲なので、聴き手全員にパッと意味が入っていくわけじゃない。だから、自分の声色や表情でどれだけ伝えられるかにフォーカスして取り組みました。どう受け止めてくれるかは、聴き手それぞれの解釈でいいと思います。でも、とにかく感動してもらえたことがすごく嬉しくて。また曲作りに参加できる機会があったら、もっと新しい自分の感情や芽生えてきたことを曲に落とし込んで伝えたいなと思います。
──Ririaさんはどうでしょう。
Riria 私は感情に訴えかける曲よりも、カッコいい感じで表現するのが得意なので、バラード曲「Here I Stand」を提案されたときは不安な気持ちでいっぱいでした。でも、歌詞が、私のことで(笑)。「私の歌だ!」と思ったら聴いていて泣いちゃいました。
──作詞家さんと事前に話し合ったのでしょうか。
Riria はい。MYERAとしてデビューするまでの自分のこと、頑張ってきたことやいろいろな道のりをお話してできた歌詞です。

──自分の歴史が曲の中に詰め込まれていたんですね。
Riria はい。
Himena 私は、「大人の雰囲気がいいんじゃないか」という提案をいただきました。「Missed Calls」は英語詞だし、大人の雰囲気の歌詞だし、体験したことのない世界観だったので、すべてが挑戦でした。ライブでは歌詞の理解を深めるためにも、家具や小道具を入れて、バックダンサーさんにも参加していただいてパフォーマンスに挑みました。だから当日は、不安もあったし、結構緊張もしたし……。
──16歳が見た大人の世界はどうでしたか。
Himena うーーーん。すごくいい体験になりました(笑)。
──大人のAguriさんから見て、末っ子Himenaさんの「Missed Calls」パフォーマンスはどうでしたか。
Aguri Himenaは、ステージの上に立つとこの可愛らしい感じからガラっと表情が大人っぽくなるんですよ。いろいろ経験してきたような目をするというか。だから大人びたコンセプトには不安もなかったし、逆にいつもの感じでHimenaが思ったようにやればいいと思いながら練習を見守っていました。
──6月27日にはZepp Hanedaで初のワンマンライブ「MYERA 1st ONEMAN LIVE ~N-1~」があります。ショーケースですでに全オリジナル曲、全員のソロ曲というハードルの高いことをやってしまって、次は一体何を?
Koto MYERAの曲はライブで盛り上がれるアップテンポな曲が多いのですが、また別のテイストが見れるんじゃないかな。また別のMYERAの世界感を魅せられるかなと思います。
──皆さんが期待していることは、どんなことでしょう。
Aguri みんなで大合唱したいなぁ。
Koto そのためにも、掛け声動画を出したいんだよね。
Aguri 確かに、いいね!
Koto やっぱり一緒に楽しんでほしい! 私たちの声がかき消されてもいいので、大きな掛け声で一緒に盛り上がってほしいです。
Riria あとは……MCがうまくなれたらいいな。
Koto 言っちゃったら、期待しないと(笑)Ririaが盛り上げてくれます!
Yui 3月はショーケースだったので、ちょっとアットホーム感があって、MCも「Yuiだよ~」って感じだったから、ワンマンではひと皮むけたMYERAを見せたいですね。
Koto うん。ショーケースは見守られてる感がありましたね。次はMYERAが引っ張っていくつもりで、頑張りたいです。
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