2025.06.24 19:00
2025.06.24 19:00
MV撮影を経験するたびにマインドがレベルアップしてる
──「TORNADO」MVのラストシーンが「No Drip」MVのオープニングに繋がっていますね。
Koto はい。「TORNADO」と「No Drip」の世界線は繋がっているんです。「TORNADO」では自分を強く見せるために、きらびやかなドレスやジュエリーを身につけて着飾り、MVも派手な仕上がりなのですが、ジュエリーや装飾品を取っても、中身は変わらない自分だという強さを表現した曲が「No Drip」になっています。Dripはスラングで、ジュエリーや装飾品を指すんです。
──「No Drip」のMVはワンカット撮影ですよね。大変だったんじゃないですか。
全員 大変でした。
Yui 誰かが歌っているシーンに切り替わる前にその場から移動しなきゃいけなくて、自分のシーンをキメたらすぐ、みんな走る、走る(笑)。見えないところで必死に走っていました。
Koto 移動が1番大変だったのはRiriaじゃない? 瞬間移動してたよね。
Riria そうだね。めっちゃ走ってました。全速力で(笑)。
Koto Himenaのシーンで炎みたいのがあったけれど、あれは炎? 照明?
Himena 照明とスモークで火に見せてたの。だから熱くはないけれど、前は見えなかった(笑)。
Yui そうなんだ。あれ「どうやってやっているんだろう?」と思ってた(笑)。

──1月にデビューして、オリジナル曲のMVがもう6本もあるってすごいですよね。
Koto とにかく1年目なので、MYERAがどういうグループかを知ってもらうために、曲をたくさん出していきたいんです。
──デビューからの半年を振り返って、1番印象に残っていることは何ですか。
Aguri 私は、MV撮影かな。1本撮るのに何日もかかったり、過酷なスケジュールの中で1つの作品を作ろうと頑張るから、メンバー間で気遣いが生まれたり、大変な時にどういうメンタルで乗り越えたらいいのかわかったりして、撮影を経るごとにマインドがどんどんレベルアップしてるのを感じます。
Koto 私は、初めて音楽番組に出演させていただいた時かな……。テレビの収録ってサクサク進むから、あっという間にカメラが回って、あっという間に終わっちゃって、「えっ、もう終わり?」という感じだったんです。でも本番をテレビを観たら、ちゃんとパフォーマンスできていて、ちゃんとアーティストしていた。はじめの一歩を成功させられて、安心したのを覚えています。それにしてもテレビで自分を観るって、不思議な感覚だったな(笑)。
──初音楽番組は緊張しましたか?
Himena とても緊張しました。
──本番前に、みんなでするルーティンなどあるのでしょうか。
Koto メンバー同士で背中を叩きます。
Yui Himenaは「叩いて叩いて」って言うよね。
Himena 積極的にね。
Yui 「もうちょっと強く!」って。
Koto そんなHimenaだから、叩くのもめっちゃ強いんですよ。パワーがある(笑)。
Himena 本当? ごめんね。
Yui そこに気合が込められているんだよ。
──強く叩いてほしいというのはなぜなんですか。
Himena もう心臓が揺さぶられて、どこ行ってるかわからなくて(笑)。
Aguri 心臓迷子(笑)。
Yui 心臓の位置を確かめるためなんだ(笑)。でもそれで落ち着くんだね。

──3月28日にEX THEATER ROPPONGIで行った初のショーケース「MYERA 1st SHOWCASE -STYERA-」も印象に残っていると思います。デビュー3ヵ月で全曲オリジナル曲をやったのも驚きでしたし、ソロ曲があったのも驚きでした。それぞれのソロ曲がどのように制作されたのかを教えてください。
Yui 私のソロ曲「花びら」は、何曲か候補がある中から選ばせていただきました。でも聴いた瞬間に「これだ!」と思ったので悩むことなく即決。素敵な曲を歌わせていただきました。
Koto 私は作詞に挑戦してみたくて、トラックをいただいた状態で曲のテーマや歌詞を自分で決めて、そこからスタッフさんと一緒に制作していきました。「ミスミソウ」の歌詞の95%が私の言葉。制作中はどんな評価をされるかドキドキしたけれど、ショーケースで披露して、ファンの皆さんの反応や言葉を聞けて、「ちゃんと曲になってたんだな」と感動しました。1つのものを作り上げたという達成感がめっちゃありました。
──自信はつきましたか?
Koto はい。これからも作詞に挑戦したいです。
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