福山雅治プロデュースの主題歌タイトルも正式決定
映画『長崎―閃光の影で―』菊池日菜子ら3人の看護学生が熱い抱擁を交わす本ビジュアル解禁
2025.06.13 13:00
©2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会
2025.06.13 13:00
7月25日(金)より長崎で先行公開、8月1日(金)に全国公開される菊池日菜子主演映画『長崎―閃光の影で―』の本ビジュアルが解禁され、主題歌の正式タイトルも発表された。
本作は日本赤十字社長崎県支部の「閃光の影で―原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記―」を原案に、1945年の原爆投下直後の長崎を舞台とした物語。看護学生の田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲの3人は空襲による休校を機に帰郷し、家族や友人との平穏な時間を過ごしていた。しかし8月9日午前11時2分、長崎市に原爆が落とされたことで日常は一変し、彼女たちは未熟ながらも看護学生として負傷者の救護に奔走する。
監督を務めるのは、自身も長崎出身で被爆3世である松本准平。本作が映画初主演となる菊池日菜子は、久しぶりに帰郷した長崎で過酷な体験をすることになる看護学生の田中スミを演じる。また、スミの幼なじみであり看護学校の同級生・大野アツ子役に小野花梨、同じくスミの幼なじみで看護学校の同級生・岩永ミサヲ役を川床明日香が務める。そしてスミがこの先も生き続けていく力となる言葉を授ける人物・南原令子役を南果歩が演じ、そのほか水崎綾女、渡辺大、田中偉登、加藤雅也、有森也実、萩原聖人、利重剛、池田秀一らが出演。さらに本作の原案に体験を寄せた元看護学生のひとりである山下フジヱさんが特別出演し、その山下さんの思いを美輪明宏が語りとして声で体現する。
解禁された本ビジュアルには、看護学生としてそれぞれの場所で救護活動を始めていたスミ、アツ子、ミサヲの3人が、翌8月10日に救護所で奇跡の再会を果たし熱い抱擁を交わす姿が描かれる。〈決して忘れられない日々がある〉というキャッチコピーは劇中で美輪明宏が務める語りの言葉を基にしており、戦争の記憶を紡く本作の強いメッセージが表現されたビジュアルとなっている。
また、先月情報解禁された主題歌の正式タイトルが「クスノキ ―閃光の影で―」に決定。この楽曲は松本監督からのオファーに応じた長崎出身のアーティスト・福山雅治が、2014年に発表した自身の楽曲を本作のために新たに編曲したもの。福山はプロデュースと歌唱ディレクションを担当し、菊池、小野、川床の3人が歌唱を務めている。

併せて、原爆投下前から投下後の救護活動までの激動の日々を切り取った6点の新場面写真が解禁された。クリスチャンのミサヲが父の信行(萩原聖人)と共に浦上天主堂へ告解に行く場面や、一面焼け野原となった高台で時が止まった壁時計にスミが目を奪われる姿、アツ子が看護婦長のトキ子(水崎綾女)と共に戦闘機に警戒する様子などが収められている。さらに、のちにスミが運命的な出会いをすることになる令子(南果歩)が孤児院で子どもたちの世話をするシーンも含まれている。

場面写真 ©2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会