広島を舞台に未来を想う映画『惑星ラブソング』の役作り秘話
「楽しみ」だけで行動した方がうまくいく。秋田汐梨おすすめの緊張コントロール法とは?
2025.06.16 18:00
2025.06.16 18:00
考えちゃうと緊張するし、うまくいかない
──台本を初めて読んだ時はいかがでしたか。
台本を読んだ時は単純に「こんなお話なんだ」と思ったのですが、映像として完成したものを見た時は迫力がすごいと思いました。CGが使われていることもあって、撮影中はどうしても想像しきれない部分があったんです。例えばUFOの大きさなどは、実際に見たことがないのでわからなくて。それが映像を見たことで迫力を実感できましたし、壮大なストーリーだなとも感じました。

──拝見したらまさかのストーリーで、1時間40分があっという間に感じました。
そうなんです。誰でも楽しく見られる感じですよね。展開も予想できないし、最後の方でいろんな伏線が回収されますし。ラストまで目が離せない作品だと思います。
──様々な登場人物がいますが、キャラクターや演者の中で魅力的だと思った方はいますか?
個人的には未確認現象研究所で電話を受ける、アシスタントの女性です。演じているのはキコ・ウィルソンさんというアーティストの方なのですが、本当に綺麗な方なんです。同じシーンがなかったので試写会で初めてお芝居を拝見したのですが、お芝居も素敵だなと感じました。大げさ過ぎないのに言葉に重みがあったり、でもちゃんと面白かったり。しかも、笑わせようとして面白くしているのではなくて、自然に笑ってしまうユーモアがあるというか。中でもキコ・ウィルソンさんの目線のお芝居がすごいと感じました。

──秋田さんご自身に似ているキャラクターはいましたか?
(食い気味で)アヤカですね。
──行動力があるタイプ?
はい! 母親からも「汐梨は怖いもの知らずですごいよ」と、いつも言われているくらいなんです。自分で芸能の仕事がしたいと思って実際に始めましたし、中学1年の時から仕事の度に一人で新幹線に乗って京都から東京に行ったり……やってみたいと思ったことはとりあえずやっていましたね。お仕事はモデルからスタートしたんですが、はじめて映像のお仕事をする時も不安や怖さはまったくありませんでしたね。

──もともとそういう性格だったんですか?
あまり深く考えない性格、というか。良くも悪くも「何も考えてないよね」と言われるので、だから不安や緊張、怖さがないのかも(笑)。緊張する時はしますが、それは行動する前に色々考えてしまった時なんです。考えちゃうと緊張するし、緊張すると私はうまくいかないので、自然と何も考えないようになりました。その方が絶対うまくいくんですよ。結果、「楽しみだな」だけで行動するので、行動力があるのかもしれませんね。
──すぐ緊張や不安で動けなくなるという方がいたら、「何も考えない」というアドバイスが効きそうですね。
本当に大事だと思います。しかも、何も考えない方が自然と自分らしさが出たりすると思うので、絶対そっちの方がいい。いい緊張だったらOKですが、緊張しすぎて失敗するなら何も考えないのがおすすめです。

──そんなアヤカ同様に行動力がある秋田さんが、今やってみたいことというと?
海外に行きたい! 私、海外旅行って友だちと韓国行ったことくらいしかないんです。卒業旅行のシーズンに友だちがみんな海外に行っていたのが羨ましくて。ポルトガルに留学している友だちがいるので、会いに行って周辺国を旅行する計画を立てています。といっても、一昨日くらいに思いついたことなので、日付を探って航空チケットを調べているくらいしかやっていないんですけど(笑)。
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