hockrockb書き下ろしの主題歌が流れる本予告も解禁
南沙良×馬場ふみか共演『愛されなくても別に』追加キャストに本田望結、IMP.基俊介、伊島空ら
2025.04.13 08:00
©︎武田綾乃/講談社 ©︎2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会
2025.04.13 08:00
南沙良主演、馬場ふみか共演で7月4日(金)より公開される映画『愛されなくても別に』の本予告と本ポスター、主要キャストが解禁された。
29歳の新鋭監督・井樫彩の新作長編映画となる本作は、2021年に第42回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の同名小説が原作。浪費家の母を持ち、学費と家計を稼ぐために大学以外のほとんどの時間をアルバイトと家事に費やす日々を送る宮田陽彩(南沙良)は、親にも、友人にも、何かに期待して生きてきたことがなかった。そんなある日、陽彩が耳にしたのは、同級生・江永雅(馬場ふみか)が殺人犯の娘だという噂。他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたりが出会い、人生を変えていくことになる。
今回解禁された主要キャストは5名。陽彩と雅と同じ大学に通う木村水宝石(きむら・あくあ)役には本田望結。過干渉な親に育てられ精神的虐待をうけていた彼女は、親の支配下から逃れるよう新興宗教にはまっていく。
また、陽彩と雅のアルバイト先であるコンビニの同僚で留年した上にお洒落やギャンブルにお金をつぎ込んでしまう堀口順平を基俊介(IMP.)、雅の父親が殺してしまった被害者の遺族で復讐のため雅に近づく大山幸太郎を伊島空、水宝石の行動を監視するように日々大量の電話をしてくる水宝石の母親・木村美佐子を池津祥子、浪費がやめられない陽彩の母親・宮田愛を河井青葉が演じる。

©︎武田綾乃/講談社 ©︎2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会
解禁されたキービジュアルに映るのは、経済的・精神的虐待などそれぞれが違った苦しい環境に身をおきながら社会に負けず必死に自分らしく生きようとする2人の姿。寄り添いながら見せる強い眼差しが訴えかける気持ちは何なのか、何に対してなのか、想像させるビジュアルとなっている。
また、予告編には経済的虐待をうける陽彩、精神的虐待を親に売春を斡旋される雅に加え、過干渉な親から精神的虐待をうける水宝石(本田望結)も登場。それぞれに違った形で親からの虐待をうける3人だが、経済的虐待をうけている陽彩は、親の援助をうけている水宝石に対し〈甘い〉と毒づいてしまう。それに対し、「不幸って他人と比較できることじゃなくない?」と切実な思いを訴える水宝石。「クソみたいな世界で、わたしの人生を、生きる」と覚悟して突き進む3人の姿に、苦しみの先に見出すであろう自由を感じさせる爽快感の残る予告編が完成した。
また、本作のために書き下ろされた主題歌が3ピースバンド・hockrockbの「プレゼント交換」に決定。hockrockbは、ドラマ『極限夫婦』主題歌となった「バタフライ」やテレビアニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』2nd Seasonエンディング主題歌となった「ラビリンス」の楽曲使用をきっかけに海外での知名度も上昇しているバンド。その音楽やメッセージにはリスナーに深い印象を残す特別なものがあると高く評価されるhockrockbだが、今回の主題歌「プレゼント交換」も誰かと共に逆境の中を生きる若者の思いが伝わる楽曲となっている。
hockrockb コメント全文
見かけも性格も違うけど心の根っこが似ている者同士が2人だけの共通言語のようなものを使って支え合っていく様子、映像の瑞々しさ、同時に漂うほのかな寂しさを織り込んだ楽曲です。大切な人を思い出す、やさしい時間になるといいなあと願っています。
