Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

INTERVIEW

Kōki,主演映画『女神降臨』では念願の切ない役柄に

一生懸命の先についてくる結果がある、綱啓永が信じる「今やるべきこと」とは

2025.03.25 18:00

2025.03.25 18:00

全ての画像・動画を見る(全21点)

目まぐるしく勢力図が塗り替えられていく若手俳優の世界で、着実にポジションを固めているのが綱啓永だ。

『君の花になる』で人気に火がつき、『恋愛のすゝめ』で連続ドラマ初主演。昨年は『未来の私にブッかまされる!?』でNHKドラマ初出演にして初主演を務めた。注目の2025年は、Kōki,主演で話題の映画『女神降臨 Before 高校デビュー編/After プロポーズ編』に出演。情熱的な御曹司・五十嵐悠を演じ、渡邊圭祐演じる神田俊と恋のデッドヒートを繰り広げる。

ブレイク街道を邁進する一方、そのチャンスを掴むまでにはもがき苦しむ時期もあった。雌伏の時から今も変わらず綱啓永が大切していることとは、果たしてなんだろうか。

綱啓永

自分のことを真ん中の人間だと思っていない

──タイプの違う男子のどちらを選ぶかはラブコメ映画の王道設定です。その一翼を担うというのは、どういう気持ちでしたか

超うれしかったですね。いつかこういう役をやってみたいと思っていたし、そろそろやらないととも思っていたので、このタイミングでできたことがうれしかったです。

──俊に負けない魅力を出していかないと、という意気込みも?

ありましたね。また圭祐さんがカッコ良すぎるんで。俊が氷なら、悠は炎。情熱的で感情がわかりやすいところが可愛らしいですよね。人間味のある人って愛されると思うので、そこは意識していました。

──確かに悠は麗奈に対する恋心をちゃんと言葉や行動で表現しますね。

悠の性格はわりと僕自身に近いなと思います。ここまでのストレートな言葉は使わないですけどね。スタンスとしては近いところがあるのかなと。

映画『女神降臨』最新予告映像

──じゃあ、たとえば想いを寄せている相手の心が別の男性のほうに傾いていたら?

僕だったら負けないように頑張ります。本当に好きな人ができた場合、告白してちゃんとフラれるところまでいかないとあきらめられないんですよ。だから、きっぱり無理ですと言われるまではいっちゃうかも。

──そこで注目したいのが、『Before 高校デビュー編』最大の山場である学園祭のシーンです。あそこで悠は、麗奈と俊が一緒にいるのを前にしながら歌うわけですが、実際に演じている身としてはどういう感覚でしたか。

あそこは俊と悠の友情が見えるめちゃくちゃいいシーンなんですよ。だけど、まあ、悠としては複雑な気持ちですよね。また歌詞がすごくリンクしていて。撮りながら、もう寂しくなっちゃって。すげえ、タイミングバッチリじゃんと思いました。

──『-50kgのシンデレラ』の綱さんのお芝居が好きで。今回もそうですが、切ない恋心を抱えた役が抜群に似合いますね。

本当ですか。うれしい。自分でもそう思います(笑)。こういう役を綱にやらせたいと思ってもらえる武器が一つあると強いと思うので、切ない役柄もできるぞというところをこの映画を通して伝えたいですね。

──自分ではなぜこういう役がハマるんだと思いますか。

僕は自分のことを真ん中の人間だと思っていないんですよ。自分が圭祐さんの位置の人間ではない、となんとなく思ってるところがあって。自覚してるからできるのかな。わかんないですけど。

──真ん中に行きたいなという気持ちは?

もちろん行けるなら行きたいですよ。でも、自分がいるべき位置というのはわかっているつもりなので、そのポジションでどう見せるかを大事にしています。

──そんな悠の見せ場となるのが、歌唱シーンです。

すっげえ気持ちよかったです! 人前で歌うのが好きなんだなって改めて思いましたね。僕自身が心から楽しんでやれたので、そこが悠の表情につながったのかなと。

『女神降臨』より綱啓永演じる悠のライブシーン

──劇中で披露される『特別なんて』は3月26日にリリース。今回は五十嵐悠 starring 綱啓永名義ですが、いずれ綱さん自身の名義で音楽活動をするというビジョンもよりクリアになってきたのではないでしょうか。

いつかという思いはずっと持っていたので、その気持ちが増しましたし、何より僕はバンドが好きなんだなと改めて実感したというか。バンドならではの楽器の音が好きなので、いつか仲間とバンドをやりたいなという夢がますます強くなりました。

──めちゃくちゃ武道館似合いますもんね。立ってる姿が容易にイメージできます。

本当ですか。じゃあ、いつか立ちます(笑)。

──バンドが好きなのって音もそうですけど、綱さん自身が仲間を大切にされているじゃないですか。だからバンドならではの仲間感みたいなものに惹かれている部分があるんじゃないでしょうか。

それはあると思います。一昨年からバースデーイベントをやっていて、そこで生バンドをやっているんですけど、リハーサルと本番の2日間しかないのに終わった後の仲間感がすごいんですよ。それはバンドメンバーがみなさんいい方ばかりだからというのがあるんですけど、これを友達でやれたらどれだけ気持ちいいんだろうってずっと思っています。俳優仲間でバンドやりたいって言ってる人がいっぱいいるので、いつか実現できたらとひそかに夢を抱いています。

──そのときのポジションはやっぱりボーカル?

もちろんです!(笑)

次のページ

最近よく聴く音楽のお気に入りポイント

全ての画像・動画を見る(全21点)

作品情報

女神降臨 Before 高校デビュー編/After プロポーズ編

©︎映画「女神降臨」製作委員会

©︎映画「女神降臨」製作委員会

女神降臨 Before 高校デビュー編/After プロポーズ編

(前編)『女神降臨 Before 高校デビュー編』 2025年3月20日(木)/(後編)『女神降臨 After プロポーズ編』5月1日(木) 二部作連続公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演:
Kōki, 渡邊圭祐 綱啓永
菅井友香 美山加恋 深尾あむ 瀬名くれあ
丸山 礼 大倉空人 石野真子 宮崎吐夢/大和田伸也
鈴木えみ 津田健次郎/佐藤二朗

監督:星野和成
脚本:鈴木すみれ
原作:「女神降臨」yaongyi(「LINEマンガ」連載)

五十嵐 悠 starring 綱 啓永 配信シングル『特別なんて』

『特別なんて』ジャケット

『特別なんて』ジャケット

五十嵐 悠 starring 綱 啓永 配信シングル『特別なんて』

2025年3月26日(水)リリース
Sony Music Labels Inc.

収録曲

1.「特別なんて」
2.「特別なんて」(アコースティック Ver.)
作詞・作曲:Kucci
編曲:岩崎彗

綱啓永 calendar book 2025

綱啓永 calendar book 2025

2025年1月24日(金)発売
¥3,300(税込)
出版社:ワン・パブリッシング

1998年12月24日生まれ、千葉県出身。
2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを獲得し、デビュー。ドラマ「文学処女」(18)にて連続ドラマ初出演後、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(19)、「ばらかもん」(23)、「366日」(24)など数々のドラマに出演するほか、NHK夜ドラ「未来の私にブッかまされる!?」(24)では主演を務めた。2022年の「君の花になる」(22)では、劇中ボーイズグループ「8LOOM」のメンバーとして、音楽の分野でも活躍。本作でもボーカル&ギターとして才能を遺憾なく発揮した。近年の映画出演作は『恋わずらいのエリー』(24)、『違う惑星の変な恋人』(24)、『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(24)など。また今後の公開待機作に『ネムルバカ』(25)、『#真相をお話しします』(25)がある。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram