初回放送&配信は5月18日、ポスタービジュアルも解禁
木村文乃×田中樹W主演『連続ドラマW I, KILL』に田牧そら、富田靖子、高橋克実、山本耕史が出演
2025.03.16 12:00
2025.03.16 12:00
木村文乃と田中樹がW主演を務める『連続ドラマW I, KILL』が5月18日(日)からWOWOWにて放送・配信されることが決定し、メインキャストとポスタービジュアルが解禁された。
本作はWOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画。脚本は、映画『正欲』や『前科者 -新米保護司・阿川佳代-』など社会的抑圧や差別の中で生きる女性を描いた作品を生み出した港岳彦に加え、新進気鋭のばばたくみや川滿佐和子が担当。メイン監督は、ポルト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞したヤングポールが務め、もう一人の監督としてダイナミックな映像とアクションや人間ドラマの演出に定評のある服部大二が参加する。特殊造形を担当するのは、『シン・ゴジラ』など日本映画界の特殊造形でトップを走る百武朋。美術は『最後の忠臣蔵』と『燃えよ剣』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した原田哲男が務める。
舞台は天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後。ようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に、人を襲い、喰らう化け物「群凶」が突如現れる。幕府は密かに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた。そんな騒ぎを知らない多胡宿にて、忍びであった過去を隠すお凛は、医師・源三郎の助手として血の繋がらない娘のトキと平和に暮らしていた。ある日、トキの病気を治す薬をもらうため、お凛は遠く離れた村へ旅をすることに。村に着くと、血や人肉などがいたるところに散らばっており、姿形が恐ろしく変わった群凶たちがお凛を襲う。その時お凛は、過去の苦々しい記憶を鮮烈に蘇らせる。一方、人の意識を持ったまま群凶になってしまい、過去を持たず苦しみを抱える“半群凶”の男・士郎は、自分が何者なのかルーツを知るためにある人物を探していた。
クライムサスペンス『殺人分析班』シリーズ以来約6年ぶりにWOWOWオリジナルドラマで主演を務める木村文乃は、本作では「群凶」が襲い来る極限の世界の中でトキを守るために立ち向かう元忍びのお凛役を演じる。また、2020年にSixTONESとしてデビューしその存在感と表現力で俳優としても注目を集め、本作でWOWOWオリジナルドラマに初出演となる田中樹は謎の男・士郎を演じる。
今回解禁されたキャストは4名。お凛が本当の我が子のように想う大切な存在・トキ役を演じるのは『スカイキャッスル』(EX系)での熱演が記憶に新しい田牧そら。幼少期から数々のドラマ、CM、映画に出演してきた田牧だが、意外にも本格的な京都での長期間撮影は初めて。群凶と対峙するシーンでは本心から怖かったと語り、お凛にとっての“生きる意味”とも言える本作の象徴的な役どころに体当たりで挑戦した。
また、お凛の母親であり冷徹な忍びの頭領・氷雨役に富田靖子。当初、氷雨のイメージを聞いた時から木村は「富田さんに演じて頂けたらいいな」と思っていたという。とあるシーンで木村は、富田の発する氷雨の台詞に鳥肌が立つほどの恐ろしさを覚えたそうで、「いい意味で、富田さんの氷雨は、お芝居の上でトラウマになるぐらいの役どころ」と語る。お凛とトキとともに平和に暮らしていた医師・源三郎役に高橋克実。平和な日常が崩れ、お凛とともに群凶から必死で逃げることとなる源三郎だが、彼にもまた秘密がある。高橋は大河ドラマ『べらぼう』や連続テレビ小説『虎に翼』など出演作が続く大ベテランながら、新たな映像表現を模索する本作スタッフの熱量に「一から作り上げるモノづくりの原点回帰を感じた」と語った。
そして、幕府が組織した群凶討伐衆を率いる剣術の達人・十兵衛役には山本耕史。これまでに数々の時代劇作品に出演し、サバイバルスリラー作品を愛好するという山本は、愛する両ジャンルの融合とも言える作品だけに当初は不安を抱えながらクランクインしたというが、“群凶”の細部に至る設定や作り込みにリアリティや芸術性を見たという。また、十兵衛と士郎との壮絶な立ち回りシーンなど、山本ならではのアイデアやこだわりが反映された気迫の殺陣について、木村と田中はともに「印象的だった」と述べている。
併せて解禁されたポスタービジュアルには、群凶が蔓延る過酷な世界の中でも凛々しく前を見据えるお凛と“半群凶”の男・士郎が、不敵な笑みを浮かべる十兵衛ら一筋縄ではいかない登場人物たちとともに写っており、お凛のゆるぎない強さや士郎の哀しさと美しさを感じるビジュアルとなっている。
なお、WOWOWオンデマンドではメイキングやキャストインタビューなど、本作をより深く楽しむためのオリジナルコンテンツの配信も予定されている。