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追加キャストに森七菜、桜井ユキ、美村里江、滝藤賢一ら

小栗旬×松坂桃李×窪塚洋介×池松壮亮共演『フロントライン』特報予告&ポスター解禁、6月公開へ

2025.02.27 07:00

©︎ 2025「フロントライン」製作委員会

2025.02.27 07:00

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小栗旬、松坂桃李、窪塚洋介、池松壮亮をメインキャストに迎え、新型コロナウイルスの事実に基づく物語を日本で初めて映画化した『フロントライン』の公開日が6月13日(金)に決定。併せて追加キャストと特報予告、ポスター、場面写真が一挙解禁された。

物語の舞台は、日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。横浜入港後10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった3,711名乗客乗員に対し、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(ディーマット)だった。DMATとは専門的な訓練を受けた医師、看護師、医療事務職で構成された災害派遣医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医師や看護師たちだった。

映画『フロントライン』より結城英晴役の小栗旬

昨年12月に約3分に及ぶシズルリールが公開され、すでにYouTubeで100万回再生を突破するなど大きな注目を集めている本作。メインキャスト4人はそれぞれ目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴(小栗旬)、国内に感染を持ち込まないことを最優先する厚労省の立松信貴(松坂桃李)、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義(窪塚洋介)、岐阜に家族を残して駆けつけた医師・真田春人(池松壮亮)を演じることが発表されていたが、クルーズ船をとりまく新たな登場人物たちが本日明らかになった。

真田春人役の池松壮亮

船内で乗客たちの不安を取り除こうと必死に働くクルー・羽鳥寛子(はとり ひろこ)役には森七菜。森は「突然現れたウイルスは、世界中を悲しみと混乱の渦に陥れ、私たちの日常を一瞬で奪っていきました。大切な人を守るために、たくさんのものを失った日々。この作品は、あの日あの時、私たちの悲しみと同時にあの海の上で起きていたことです。」と、全世界が経験したパンデミックを振り返り、「懸命に戦い、信じ続けた方々に大きな敬意を持ってこの作品に挑みました。どうか届きます様に。」と、作品へ込めた想いを明かした。

羽鳥寛子役の森七菜

中央テレビの報道センターのニュースディレクターとして船を追うTV記者・上野舞衣(うえの まい)役には桜井ユキ。桜井は脚本を読んだ印象について、「初めて脚本を読ませていただいた時に感じた、得体の知れない焦燥感のような感覚は忘れられません。」とコメント。完成した本編を鑑賞して印象が変わったようで「完成した本編を観終えた時、それらの感覚が何だったのか、初めてしっかりと向き合えたような気がしました。演じさせていただいた上野という記者の行動は、きっと知る術もなく不安に駆られていたあの時の多くの方々の感覚に近いものがあるのではないかと思います。」と、自身が演じた上野という役の感覚と当時報道を見ていた多くの人の感覚に近いものを感じたと明かした。

上野舞衣役の桜井ユキ

6歳の息子と乗船した母親・河村さくら役には美村里江。美村は「医学博士の夫が災害救助の仕事を長くしていたこともあり、新型コロナ関連の情報は当時まめに追っていた方だと思います。それでも今回の脚本で知ったことも多く、特に船内の模様は「人間とは何か」考えさせられました。」と、脚本を読んで当時船内で起きていたことに驚いたとコメント。本編鑑賞後には「映る度に内容が変わって刻々と変化していく”現場感”溢れるホワイトボードにグッときました。各所の丁寧な画作りに誘導され、「あの5年前の渦中」の最深部への没入をご体験頂ける作品です。」と、作品への自信を力強くコメントした。

河村さくら役の美村里江

上野(桜井)の上司で、世論を煽り過熱報道を続ける中央テレビの報道責任者・轟役には名バイプレイヤー光石研。完成した本編を鑑賞した光石は「試写で初めて自身の出演シーン以外を観たのですが、出演者それぞれに突きつけられる現実、選択を迫られる事態に、ハラハラさせられました。」とコメント。「あの時、それぞれの場所でどんな事が起きてたのか。多くの方々に観ていただき、知ってもらいたいです。」と、当時の出来事を様々な登場人物の目線で描く物語への想いを語った。

轟役の光石研

さらに、下船した乗客の隔離を受け入れる病院の医師・宮田役にはカメレオン俳優の滝藤賢一。滝藤は「自分が生きている中で、これほどのパンデミックを経験することは、後にも先にもないかもしれない。あんなに恐ろしい思いをしたのに、もう自分の中では終わっている…。忘れてしまっていることに身の毛がよだちました。」と、当時を忘れかけていたことに対する恐ろしさを感じたという。そのうえで、「この作品に参加できたことは私の誇りですし、後世に残さなければならない映画だと強く感じます。」と、自身にとって大切な作品であることを明かした。

宮田役の滝藤賢一

併せて解禁されたのは、小栗、松坂、窪塚、池松のメインキャスト4人と追加キャストの場面写真。結城(小栗)と立松(松坂)が対策本部で対峙するツーショットには、船内に残された乗客3,711名の命を救うべく、決断を迫られる二人の姿が切り取られている。対策本部からDMATの指揮官として船内の隊員に指示を出す結城は、船内にいる仙道(窪塚)らと共に数々な困難に直面する。一方、厚生労働省の役人である立松(松坂)は政府の立場から対応を進め、当初は結城と激しく対立するもやがて状況の変化とともに打開策を模索していく。

仙道行義役の窪塚洋介

そして特報映像の冒頭では2020年に横浜港に入港した豪華客船の姿が映し出され、新型コロナウイルスの感染者が船内で確認されたというニュースを伝えるアナウンサーの声が響き渡り、一気に緊張感を増していく。DMATとして前例のない状況に、葛藤と決意に満ちた表情で「未知のウイルスが蔓延している中に、隊員を行かせるなんてできません。」と言う結城(小栗)に対し、厚労省の立松(松坂)は「誰かにお願いするしかないんですよ」と冷静に言い放つ。

立松信貴役の松坂桃李

また、船内に入ったDMAT実働部隊のトップ・仙道(窪塚)は刻一刻と悪化する船内の状況を打開しようと奮闘し、船内で働くクルー・羽鳥(森)は残された乗客たちと医師たちをサポートするため船内を必死に駆け回る。そしてDMATの一員として船内に乗り込んだ救急医・真田(池松)は、「隊員の家族のことは誰が考えてくれるんですか?」と医師としての使命と不安の狭間で葛藤する。

一方、横浜港から事態を伝える中央テレビのニュースディレクター・上野(桜井)は、船内の様子が分からない状況を報道記者として切り込んでいく。続いて映し出されるのは、その船の中で「なぜ本当の姿を取り上げてくれないのでしょうか。」とSNSに書き込む母親・河村(美村)のこわばった表情。あの船で一体何が起きていたのか、映画の世界観をいち早く体感できる特報映像となっている。

映画『フロントライン』特報

追加キャストコメント全文

森七菜(羽鳥寛子役)
羽鳥を演じました、森七菜です。
突然現れたウイルスは、世界中を悲しみと混乱の渦に陥れ、私たちの日常を一瞬で奪っていきました。
大切な人を守るために、たくさんのものを失った日々。
この作品は、あの日あの時、私たちの悲しみと同時にあの海の上で起きていたことです。
懸命に戦い、信じ続けた方々に大きな敬意を持ってこの作品に挑みました。
どうか届きます様に。

桜井ユキ(上野舞衣役)
初めて脚本を読ませていただいた時に感じた、得体の知れない焦燥感のような感覚は忘れられません。
ですが、完成した本編を観終えた時、それらの感覚が何だったのか、初めてしっかりと向き合えたような気がしました。
演じさせていただいた上野という記者の行動は、きっと知る術もなく不安に駆られていたあの時の多くの方々の感覚に近いものがあるのではないかと思います。
あの船で起きていた出来事に1人でも多くの方に触れていただきたいと思っています。

美村里江(河村さくら役)
医学博士の夫が災害救助の仕事を長くしていたこともあり、新型コロナ関連の情報は当時まめに追っていた方だと思います。それでも今回の脚本で知ったことも多く、特に船内の模様は「人間とは何か」考えさせられました。
また個人的に、映る度に内容が変わって刻々と変化していく”現場感”溢れるホワイトボードにグッときました。各所の丁寧な画作りに誘導され、「あの5年前の渦中」の最深部への没入をご体験頂ける作品です。

光石研(轟役)
撮影現場では、スタッフの皆さんの丁寧なリアリティーある造り込みに後押しされ、集中して演じることができました。
試写で初めて自身の出演シーン以外を観たのですが、出演者それぞれに突きつけられる現実、選択を迫られる事態に、ハラハラさせられました。
あの時、それぞれの場所でどんな事が起きてたのか。多くの方々に観ていただき、知ってもらいたいです。

滝藤賢一(宮田役)
自分が生きている中で、これほどのパンデミックを経験することは、後にも先にもないかもしれない。あんなに恐ろしい思いをしたのに、もう自分の中では終わっている…。
忘れてしまっていることに身の毛がよだちました。この作品に参加できたことは私の誇りですし、後世に残さなければならない映画だと強く感じます。

『フロントライン』場面写真 ©︎ 2025「フロントライン」製作委員会

全ての画像・動画を見る(全13点)

作品情報

フロントライン

©︎ 2025「フロントライン」製作委員会

©︎ 2025「フロントライン」製作委員会

フロントライン

2025年6月13日(金)全国公開
配給: ワーナー・ブラザース映画

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督: 関根光才
企画・脚本・プロデュース: 増本淳
出演: 小栗旬
松坂桃李 池松壮亮
森七菜 桜井ユキ
美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一
窪塚洋介

1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995 年「金田一少年の事件簿」で俳優デ ビュー。その後 2000年「池袋ウエストゲートパーク」の怪演で注目される。2001年公開映画 「GO」(行定勲監督)で第 25 回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少での最優秀主演男優賞を受賞。 2017年に公開された「Silence-沈黙-」(マーティン・スコセッシ監督)では、物語の鍵となる”キチ ジロー”を演じ、ハリウッドデビューを果たす。2019年に公開されたBBC×Netflix London制作の連続ドラマ「Giri/Haji」でもメインキャストを演じ、海外にも積極的に進出。2024年4月からWOWOWにて放送・配信されるハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」Season2にも出演している。映画を中心に国内外問わず多数の話題作に出演し、舞台でも活躍するほか、音楽活動、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。自身のYouTube番組やゴルフアパレルブランドなどのプロデュースにも注力している。

1990年生まれ、福岡県出身。03年に『ラスト サムライ』で映画デビュー。近年の主な映画出演作に『斬、』(18)『宮本から君へ』(19)『ちょっと思い出しただけ』(22)『シン・仮面ライダー』(23)『せかいのおきく』(23)『白鍵と黒鍵の間に』(23)など。石井裕也監督作品には『ぼくたちの家族』(14)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)『アジアの天使』(21)『愛にイナズマ』(23)ほか多数の作品に参加しており、今作が9作目のタッグとなる。テレビドラマ「海のはじまり」(フジテレビ)が7月1日(月)21時より放送開始。また、今年のカンヌ映画祭で話題をさらった『ぼくのお日さま』が9月13日全国公開、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が9月27日公開、主演映画『本心』が11月8日公開。

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