2025.01.23 12:00
©︎2025『リライト』製作委員会
2025.01.23 12:00
松居大悟と上田誠の初タッグ作で、2025年初夏に公開される映画『リライト』のティザービジュアルが解禁。主演の池田エライザと共演の阿達慶からコメントが到着した。
数々の青春映画で若い世代から圧倒的支持を集める監督・松居大悟と“時間もの”で高い評価を獲得している脚本・上田誠が、“SF史上最悪のパラドックス”として話題となった法条遥による小説『リライト』を映画化。オール尾道ロケを行い、時をかける“タイムリープ”作品の中に、瑞々しい高校時代の青春といくつもの謎を散りばめたミステリを織り交ぜた。
高校3年の夏にやってきた転校生の保彦。彼はある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきた未来人だった。秘密を分け合った美雪は、彼と時間を重ねていくうちに恋に落ちる。そして運命の7月21日、未来人の彼からもらった薬を使い10年後の自分に会うためタイムリープした美雪。未来の美雪は1冊の本を見せ、「あなたが書く小説。……絶対書ける。私に書けたんだから」と告げる。それは未来で彼が出会う小説だった。美雪はタイムリープから戻り、「この夏の彼と私の物語を書き、必ず時間のループを完成させる」という約束を交わして未来へと帰っていく彼を見送った。
10年後、小説家になった美雪は、10年前からやってくる自分に会うために帰省する。しかし運命の日、いくら待っても高校生の美雪は来なかった。謎を探る中で同窓会に参加した美雪は、同級生から驚愕の真実を告げられるのだった。
『地面師たち』(Netflix)や『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)での好演も話題となった池田が、本作では美雪の高校時代とその10年後を鮮やかに演じ分ける。そしてジュニアとしても活動する阿達慶は、映画初出演で300年後からタイムリープしてきた未来人・保彦を演じ切った。
解禁されたティザービジュアルに映るのは、教室の窓辺で背中合わせに佇む美雪と保彦の姿。〈「私だけの物語」のはずだった。〉というキャッチコピーとともに、眩い光がタイムリープを感じさせるデザインとなっている。併せて美雪と保彦のデートシーン写真も公開。二人が高台のベンチで風鈴を片手に見つめ合う微笑ましい姿が映し出されており、尾道の風景を背に保彦の秘密から育まれた恋心が印象的な一枚となっている。
また、同時解禁されたキャストコメントでは、池田と阿達が役作りについてやロケ地・尾道のお気に入りの風景などを明かした。
池田エライザ コメント
「この『リライト』という世界の中で暮らすこと自体は全然違和感がなかったのですが、未来人やタイムリープなど、突如起こる様々な出来事に対しては逆に経験値がゼロだったので、それはもう現場に行って、阿達(慶)くんに会ってみないとわからないなと。そこについては松居監督が深く考えてくれているだろうから、私は美雪としてただそこにいればいいのかなと思いました。」
「美雪がお母さんと住んでいた、坂の上にある家がたまらなく好きでした。背後が山で、美雪の部屋からは都会の光が見えて、海も、沈んでいく太陽も、虹も見られました!作りものではない、そのものの美しさを感じられる場所でした。」
阿達 慶 コメント
「300年後から来た未来人ですが、300年後っぽいことはしないよう心がけました。脚本を読んで、心や、人と接した時の感情は、300年後も今と変わらないなと思ったので、今の自分と切り離さないようにしたいなと思いました。2023年夏、17歳で挑んだ初めての映画、濃かったです。」
「海沿いを美雪と歩く場面が、ザ・青春!という感じでとても好きです。保彦が堤防に飛び乗る動きが、青春だなって思いました。オフの日はホテルで電動自転車を借りて尾道ラーメンを食べに行きました!」