最大規模ワンマンに挑む注目シンガーが語る音楽活動への想い
「来てくれるみんなの“きっかけ”になれたら」SNSで火がついたSoalaが生のライブにこだわる理由
2025.01.20 18:00
2025.01.20 18:00
男女のすれ違いを歌った代表曲「すれ違い」や好きがゆえの苦しさを描いた「イエナイ」など、リアルな恋愛ソングが共感を呼び、SNSを中心に注目を集めるシンガーソングライターSoala。彼女は「自分の音楽で誰かを救いたい」という思いが音楽活動の根源だという。
2025年1月24日に大阪・なんばhatchで行う自身最大規模のワンマンライブを控え、音楽の道に進んだ理由や楽曲インスピレーションのもとなど、活動を始めてからまだ2回目だというインタビューに初々しい言葉で語ってくれた。
ツアータイトル「Bluem」に込めた意味
──現在、ワンマンツアー「Soala 1st ONE-MAN LIVE TOUR 【Bluem】」開催中です。昨年行った名古屋、東京公演はいかがでしたか?
名古屋は私の地元で、東京はSoalaとして活動し始めた場所。どちらも思い入れのある土地なので、その場所をワンマンツアーで回れるということがすごく感慨深かったです。公演が残っている大阪は、今私が活動の拠点にしている場所。会場としても今回のツアーの中で一番大きい会場になるので、自分でも想像がつかないのですが、楽しみな気持ちでいっぱいです。
──Soalaさんはご自身でも対バンイベントを主催するなど、ライブはこれまでたくさんやられてきていますが、ワンマンツアーとなるとやはり気持ちは違いますか?
全然違います。ワンマンライブは自分だけのステージで、1時間半〜2時間をどう構成するのか、演出や衣装とかも全部自分たちで考えるので、考えることがすごく多いんですよね。それを考える時間も楽しいです。
──今回のツアーはどのようなライブになっているのでしょうか?
「Bluem」というタイトルを付けたんですけど、これは“咲く”という意味の「bloom」から綴りを変えた造語。この言葉には“青いバラ”という意味を込めています。成人式のときに青いバラをいただいたのですが、そのとき意味を調べて“夢が叶う”とか“幸福”といった意味が込められていることを知りました。私は今、夢を叶えている途中ですけど、ツアーに来てくれるみんなの夢も叶うようにとか、私のライブが夢の第一歩とか夢のきっかけの一つになれたらいいなという意味を込めて「Bluem」というタイトルにしました。大阪公演は、東京とも名古屋とも、セットリストも衣装も演出も全部変わるので大迫力のステージになると思います。
──先ほど「東京はSoalaとして活動を始めた場所」という言葉もありましたが、そもそも音楽活動を始めたのは路上ライブだそうですね。
そうです。芸能の高校に通っていたので、歌やダンス、演技も習っていました。最初は制服を着て、ただカバー曲を歌っているだけだったので、全然お客さんが立ち止まってくれなくて、“自分は何がしたくて音楽をしているんだっけ?”と考えたときに、“自分の音楽で誰かを救いたい”という思いが一番にあることに気づいて、オリジナル曲を作るようになりました。
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