伊藤桂司が手掛けたアンソロジーアルバムのジャケットも公開
フィッシュマンズのガーデンシアター公演、第一弾ゲストでUA&GEZANマヒト参加決定
2024.12.19 12:00
フィッシュマンズ『HISTORY Of Fishmans』ジャケット
2024.12.19 12:00
フィッシュマンズが2025年2月18日(火)に東京ガーデンシアターで開催するワンマンライヴ「Fishmans”Uchu Nippon Tokyo”」の第一弾ゲストが発表され、昨年のツアーに続きUAとマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)の参加が決定した。
奇跡のバンドと称されるフィッシュマンズは、1991年に「ヴァージン・ジャパン」(ポニーキャニン)の第一号アーティストとしてメジャーデビュー。レゲエやロックステディ、ダブに影響を受けたロックバンドとして多くの名曲を残した。 特に「いかれたBaby」は昨今、ラヴァーズ・ロック界隈はもとより、アンセム・ソングとして有名無名に関わらず多くのアーティストにカヴァーされている。
その後「ポリドール・レコード」に移籍。東京・世田谷にあった「ワイキキビーチハワイスタジオ」と称したプライベート・スタジオで製作された“世田谷3部作”と呼ばれる3枚のアルバムで独自のサウンドを確立。中でも約35分/1曲収録という『LONG SEASON』は、サブスク解禁とともに世界中で評価されることになった。実質最後のライヴは1998年12月28日の赤坂BLITZ公演で、後にその音源と映像は『男達の別れ』として商品化された。
1999年のボーカル佐藤伸治の逝去とともに活動を停止していたフィッシュマンズだが、2005年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」で再始動。メイン・ヴォーカルをドラムの茂木欣一の他、ゲスト・ヴォーカルを迎えて断続的にライブ活動を行っている。
また、2021年には『映画:フィッシュマンズ』が公開。映像関係者有志の発案でクラウドファンディングにより制作された本作は、歴代メンバーや関係者へのインタビューを交え、当時の貴重な映像、2019年のリハーサル〜ライブ映像を収録したドキュメンタリー映画として制作。約3時間の長編かつコロナ禍での公開ながら口コミで評判を呼び、全国展開され動員は3万5千人を突破、ミニシアターランキング1位を記録した。
そしてワンマンライヴ翌日の2025年2月19日(水)には、1987年のバンド結成初ライブを含む貴重な音源を収録したアンソロジーアルバム『History Of Fishmans』がリリースとなる。『映画:フィッシュマンズ』がバンドの軌跡を映像で追った作品であるならば、今作はバンドの軌跡を“音”で追った作品。茂木欣一が企画・監修し、デビュー前の貴重な音源からラジオ出演時の同録、未発表ライヴやデモテープをカセットテープやDAT、マルチテープなどから2年かけてデジタル・アーカイヴ化、茂木自身のインタビューによる全曲解説も付属した渾身のBOXとなり、本日公開されたジャケット写真は伊藤桂司がアートワークを手掛けている。