トロント国際映画祭のワールドプレミアも決定
夏子がALI今村や金爆喜矢武らとバンド結成!宇賀那健一監督新作『ザ・ゲスイドウズ』来春公開
2024.07.26 08:00
©︎2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会
2024.07.26 08:00
宇賀那健一監督の新作『ザ・ゲスイドウズ』が2025年春に劇場公開されることが決定し、ティザービジュアルと場面写真が解禁された。
「あとちょっとで27歳。どうせもうすぐ、ワタシ死ぬんで。」伝説のロックスター、ジミ・ヘンドリックスやブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリソン、カート・コバーン、そしてエイミー・ワインハウスらが27歳でこの世を去るというジンクスを信じて疑わない主人公・ハナコは、不器用でちっとも売れないパンクバンド“ザ・ゲスイドウズ”のボーカル。アルバムが一切売れないことを理由にマネージャーからは「会社に必要ない」からと、田舎へ移住して曲を作れと命じられ、電波も通じない田舎に4人のバンドメンバーで移住することになる。
住民たちから土地の野菜や果物などのおすそ分けをもらいながら奇妙な生活が始まっていき、昼間は田舎の畑仕事などを手伝うが、誰にでもできるような簡単な仕事もゲスイドウズには全くできない。くたくたになりながら作曲に苦悩するハナコに、ある日突然転機が訪れ、徐々にハナコの作る楽曲の毛色が変わってきい人生最大の曲を作ることになっていく。
売れないバンド“ザ・ゲスイドウズ”のボーカル・ハナコを演じるのは、映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(23)やドラマ『366日』(CX)に出演する夏子。“ザ・ゲスイドウズ”のメンバーは『呪術廻戦』1期のED曲を担当した多国籍バンドALIのヴォーカルを務める今村怜央がギター、ゴールデンボンバーのギターを背負った喜矢武豊がベース、アメリカで映画監督としても活躍するRocko Zevenbergenがドラムを務める。また、その“ザ・ゲスイドウズ”に田舎への移住を命じるマネージャーの高村を『ONODA 一万夜を越えて』(21)や『辰巳』(24)で主演を務めた遠藤雄弥が演じる。
監督・脚本を務めたのは、短編映画『往訪』が世界三大ファンタスティック映画祭の一つである「ポルト国際映画祭」の他33の映画祭に入選し3つのグランプリに輝き、さらにモントリオール・ヌーヴォー・映画祭にて特集上映が組まれるなど国内のみならず世界でも注目の宇賀那健一。近作には『みーんな、宇宙人。』や『悪魔がはらわたでいけにえで私』(24)などがある。
解禁されたティザービジュアルに映るのは、パンクファッションとは異なった和服をモチーフにし、独特なアレンジを施した衣装に包まれる“ザ・ゲスイドウズ”の4人。場面写真は何を考えているか伝わらない4人の表情が印象的で、さらにマネージャーの高村の姿も。
そして劇中で“ザ・ゲスイドウズ”が歌う楽曲は作品オリジナルで、本作の主題歌にも起用。楽曲のプロデュースは、宮藤官九郎の監督作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)の主題歌”TOO YOUNG TO DIE!”を作曲するなど、個人としても幅広く活動を続けているKYONOが務めた。さらに“ザ・ゲスイドウズ”のギター・マサオを演じたALIの今村怜央が劇伴を担当している。
また、本作がカナダ最大の都市・トロントで毎年9月に行われる北米最大かつ最多のプレミア数を誇る国際映画祭「トロント国際映画祭」のミッドナイト・マッドネス部門に選出されたことが発表となった。監督の宇賀那健一は「トロントで、日本で、世界中で、一人でも多くの方にこの映画が届くことを祈っています。まずはトロント!!待ってろトロント!!」と賞の受賞に期待コメント、そして主演の夏子からも「みんなで作った『ザ・ゲスイドウズ』がトロントへ、そして世界へ旅立っていくのを心から嬉しく思います」と喜びのコメントが到着している。
宇賀那健一(監督・脚本)コメント
ずっと目標にしていたトロント国際映画祭にて、とても大切な仲間たちと作った『ザ・ゲスイドウズ』のワールドプレミアが決定しました!!『ザ・ゲスイドウズ』は僕の今までと、今の全てを込めて作ったパンクでファンタジーな愛すべき音楽映画です。トロントで、日本で、世界中で、一人でも多くの方にこの映画が届くことを祈っています。まずはトロント!!待ってろトロント!!
主演・夏子(ハナコ役)コメント
『ザ・ゲスイドウズ』という映画ができました。この先、仕事や人生でどんなに腐りそうになっても、この撮影期間を思い出せば100%ピュアで生きていけると思います。そう、クランクアップの時に言った自分の言葉を忘れません。そんな言葉を心の底から言わせてくれる作品に出会えたことは本当に幸運です。みんなで作った『ザ・ゲスイドウズ』がトロントへ、そして世界へ旅立っていくのを心から嬉しく思います。楽しんでもらえますように。
場面写真 ©︎2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会