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次回法廷で保釈金の調達方法も追及予定

2Pac銃撃事件の容疑者が約1億2000万円の保釈金を準備したと報じられる

2024.06.25 21:00

2Pac

2024.06.25 21:00

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1996年に25歳という若さで亡くなった伝説的なラッパー2Pac。社会的なメッセージを込めたリリックで世界中のファンの心を掴んだヒップホップアイコンの殺害事件は、音楽業界最大の未解決事件として注目を集めていた。しかし昨年9月29日、米ラスヴェガス市警はギャングの元リーダーのドゥエイン・“キーフィー・D”・デイヴィス被告を逮捕・起訴。27年間未解決とされていた事件の進展は大いに話題になった。

ラスベガスのニュース番組KTNVが6月21日に報道した内容によると、キーフィー・D被告は75万ドル(約1億1,900万円)の保釈金を準備し、11月に行われる裁判まで保釈される可能性があるようだ。彼は現地時間の6月25日に再出廷する予定で、クラーク・カウンティ拘置所から釈放される条件が提示されるという。当日法定で行われるヒアリングでは、保釈金をどのように確保したのかについても追及されるとも報じられている。

キーフィー・Dの国選弁護士は、現在61歳のキーフィー・Dはがんと診断されており健康状態が悪化しているため「危険人物ではない」と主張し、今年の頭には裁判所に情状酌量を請願していた。昨年も同じような請願が依頼された際には、検察官はキーフィー・Dがかつてロサンゼルスのギャング「サウスサイド・コンプトン・クリップス」の幹部だったことを指摘し、「危険すぎる」という理由で請願を却下。さらに検察側は彼自身が過去に何度もインタビューなどで2Pacの殺人を自白していることも強調していた。

元ギャングの幹部であるキーフィー・Dはラスベガスで2Pac殺害の罪で起訴された唯一の人物であり、現在は無罪を主張しているにもかかわらず、自身の著書『Compton Street Legend』でも自身が銃撃の首謀者であったことを語っていた。過去の自白について、彼の弁護士は「インタビューの内容の真実性は決して検証されていません。これらのインタビューや本はエンターテイメントと金儲けを目的に行われたものです」と弁護している。

なおキーフィー・Dの甥は事件の数日前に、当時2Pacが所属していたレーベル〈Death Row Records〉のメンバーからネックレスを強盗しており、2Pacとレーベル代表のシュグ・ナイトはそのネックレスを奪い返すために暴行を加えたようだ。捜査当局はその報復としてキーフィー・Dが2Pacの車を銃撃したとみている。

昨年の10月にはニュース番組「8 News Now」がラスベガス大陪審に提出された事件現場の写真を公開していた。また、2PacらがラスベガスのMGMグランドで被告のギャンググループと乱闘騒ぎとなった後、ホテルを去る映像も公開されている。

昨年10月にニュースで報じられた2Pac銃撃現場の映像と写真

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1996年9月魔の凶弾に倒れ、25歳の若さでこの世を去ったトゥパック。
本名、トゥパック・アマル・シャクール。
トリッキーかつユニークなヒップホップ・グループ=デジタル・アンダーグランドの構成員としてヒップホップ界潜入後、91年ソロ・デビュー。以来『ミー・アゲインスト・ザ・ワールド』(95年)、『オール・アイズ・オン・ミー』(96年)といった歴史的ヒップホップの名盤/ミリオンセラーを連発。映画『ジュース』(92年)をはじめ俳優としても活躍、また暴行、レイプ、 投獄というセンセーショナルなゴシップを放ち続け絶大な人気を確立。当時米ヒップホップ界に起こっていた西海岸vs東海岸抗争の矢面に立った彼はその抗争の象徴的な西海岸の犠牲者として死を迎える(東海岸の犠牲者はザ・ノトーリアス・B.I.G.)。死の直後も、獄中で目覚めた『君主論』(政治思想家マキャヴェリ著)に基づくマキャヴェリ名義のアルバムが発表され全米初登場1位、98年暮れに未発表アルバム、99年2月に未発表曲を含むベスト・アルバムがリリース、いずれもが大ヒットを記録。同年末には晩年の”ホーミー”=アウトロウズとの連名で『スティル・アイ・ライズ』をリリース。エミネム、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーが惜しみないリスペクトをし続けるなど、いまだその人気は衰えを知らない。

(引用)https://www.universal-music.co.jp/2pac/biography/

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