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メンバーとの間に生まれた方向性の違いとは

システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンがバンドの制作が進まない理由を明かす

2024.05.16 19:00

System Of A Down

2024.05.16 19:00

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「Chop Suey!」「Aerials」「B.Y.O.B」「Hypnotize」などの代表曲で知られ、全世界で1300万枚以上のセールスを誇るアメリカのメタルバンド、システム・オブ・ア・ダウン。2005年の『Mezmerize』と『Hypnotize』を最後にアルバムをリリースしていないバンドだが、ボーカリストのサージ・タンキアンが先日カナダのCBC Radio Oneに出演し、新譜の制作が進まない理由を明かした。

今までバンドの作詞作曲はサージ・タンキアンとギタリストのダロン・マラキアンが分担していたが、アーティストとして成長する上で、徐々にお互いの方向性の違いが現れたと語っている。

「彼は音楽制作にとても真剣で、自分が作ったものに対してかなり保守的だし繊細なんだ。それが私たちのクリエイティブの違いで、成長でもある。私とダロンが一緒に制作を始めた当時、私がシンガーとして歌詞を書いて、彼は曲のみで歌詞は担当していなかった。でもときが経つにつれて私はもっと楽器を弾くようになって、徐々に作曲者/コンポーザーになった。逆に彼はもっと歌詞を書くようになって、お互いの領域に進むようになっていったんだ。私はそれに対して何も問題を感じていなかった。

もし彼が歌詞を書いたら、私はもっと書くように勇気づけていた。アーティストとしての成長を信じているからね。誰もがそのように成長する必要があるし、私は彼に違う領域をやらせて、アーティストとして成長することを応援していた。でも彼は私がそのように作曲に手を出して成長することを望んでいなかったし、それはとても残念だった。これがバンドの方向性の違いとやらになっていったんだ」

ドラマーのジョン・ドルマヤンは2016年当時、バンドが新譜を制作していると公表していたが、2017年にはあまりにも制作が進まずに諦めそうになっているとの報道もあった。その後、サージ・タンキアンは新アルバムのアイディアが完全に崩れたとも答えていた。

なお、システム・オブ・ア・ダウンの最新曲は2020年に15年ぶりにリリースされた「Protect The Land」「Genocidal Humanoidz」の2曲となる。

System Of A Down – Protect The Land (Official Video)
System Of A Down – Genocidal Humanoidz (Official Video)

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システム・オブ・ア・ダウン

アーティスト情報

世界トータル・セールス1,300万枚突破。
2001年8月リリースの前作『Toxicity』はビルボード初登場1位、ROLLING STONEやSPINといった権威誌にて年間ベスト・アルバムにも選定され、
世界各国でプラチナ及びゴールド・ディスクを獲得した。2003年、アメリカによるイラク攻撃直前にマイケル・ムーア監督(映画「華氏911」他)と制作した反戦ビデオ『Boom!』で一大キャンペーンを全米で行い世界平和を訴えかけたのも記憶に新しい。メンバー全員がアルメニア人移民であり、そのアイデンティティを掲げた最高にユニークな音楽性、作詞のほとんどを手がけるヴォーカリスト=サージの驚異的な歌唱力、作曲の全てを手がけるギタリスト=ダロンの強烈すぎるキャラクター、凄まじすぎるライヴ・パフォーマンスなどが特徴的で、突出したバンドとして圧倒的な人気を誇る。
また、音楽性やライヴ・パフォーマンスの過激さと平和的かつ人類愛に満ちたアティテュードとの両面性が愛される所以となっている。
彼らと共通点も多いレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン無き今、極めて信頼性の高いア-ティストとして最新作がもっとも待たれている存在でもある。
(引用)https://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/SystemOfADown/

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