2024.04.11 12:30
2024.04.11 12:30
川西拓実(JO1)と桜田ひよりのダブル主演映画『バジーノイズ』より新映像が解禁された。
DTMが題材の新しい音楽コミックスとしてSNSを中心に支持を集めた同名マンガを原作に、ドラマ『silent』監督の風間太樹が実写化を担当。映画初主演となる川西は、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけの生活を送る清澄を演じ、『silent』に続き風間監督と2回目のタッグを組む桜田は、自分の気持ちに素直に生き、清澄の世界に強烈なノイズが流れ込むきっかけとなる潮を演じる。さらにレコード会社に勤める潮の幼馴染・航太郎役で井之脇海、清澄と音楽を始めるベーシスト陸役で栁俊太郎が出演する。
今回解禁されたのは清澄、潮、航太郎、陸、そして円井わん演じるドラマーの岬がバンド「AZUR」を結成することで音楽を通して繋がっていく様を描いた映像。潮の「ほんまに音楽だけやったんね」、航太郎の「典型的なひとりよがりの打ち込み音楽」という言葉通り、ひとり音楽を奏でていた清澄は、陸や岬と音楽を奏でていく中で「鳴らしたい音」の世界を広げていく。そして軽やかな音楽にのせて映し出されるのは、会社員としての葛藤を抱える航太郎、「好きを続けるのムズイんだよ」という陸、それぞれが悩みを抱えながら自らの想いと向き合う登場人物たちの姿。「早く行くならひとりで、遠く行くならみんなでって言うけど、あんたはひとりで遠くにいけるね」という岬の言葉が、どこか寂しい表情をする潮や、涙を流す清澄の姿に重なっていく。
本作で風間監督が最もこだわったのは、個の想いを大事にすること。バンドを組んで仲間と生きていくことと一人でいること、どちらの良さも消さない物語を作り上げることだった。その狙い通り、今回解禁された映像でも、登場人物たちがひとりで音楽をマイペースに奏でる姿、バンドを組んで生き生きと奏でる姿のどちらもが魅力的に捉えられている。
製作陣とキャストの思いが交差した『バジーノイズ』は、5月3日(金・祝)に全国公開される。