2024.03.07 12:00
©︎2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2024.03.07 12:00
3月8日(金)に全国公開される奥平大兼と鈴鹿央士のW主演映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』より本編映像が解禁された。
日本で初めてeスポーツを題材にした本作は、徳島の高等専門学校を舞台に実在した生徒をモデルに描く青春映画。映画デビュー作『MOTHERマザー』で数々の新人賞を受賞した奥平大兼、『蜜蜂と遠雷』の演技で映画賞の新人賞を多数受賞し、『ドラゴン桜』『silent』などドラマでの好演も話題の鈴鹿央士がW主演を務め、数々の青春映画の傑作を世に送り出してきた古厩智之監督がメガホンをとった。また、「サクラ大戦シリーズ」などを手がけ、ゲーム界のレジェンドと称される広井王子が企画・プロデュースを担当する。
徳島県の高等専門学校で「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」のポスターを見つけた翔太(奥平)は、金髪にピアスのやんちゃな外見を持つ愛されキャラ。このポスターを貼った張本人は、成績は優秀だがケガによる挫折で他者と関わりを持たなくなり、心の隙間を埋めるように没頭したオンラインゲームで日本上位ランカーになった達郎(鈴鹿)だった。3人編成の応募条件を満たすため加わったのは、四六時中VTuberの配信動画やアニメに没入し、「いるだけでいいから」という達郎の口に乗せられ参加することになった亘。学年も性格もバラバラな3人はにわか結成チーム“アンダードッグス”を結成し、eスポーツの大会種目「ロケットリーグ」の全国大会出場を目指す。
解禁された本編映像では、金髪にピアスのやんちゃなキャラの翔太と一学年上の天才ゲーマーの達郎がはじめて出会い、オンライン上でゲームをする様子が描かれる。会った当日にすぐオンラインに呼び出された翔太は、ゲーム初心者ながらいきなり「ロケットリーグ」をプレイする事に。ハンドルネームはゲームに登場しそうな武器名というチームのルールに従って、翔太は「りゅうのつるぎ」とい強めの武器名をつける。「きのぼう」という自身の強さと釣り合わない、弱そうなハンドルネームをもつ天才ゲーマー達郎は「強そうだね、いい度胸」と笑みを浮かべ反応する。
しかし、いざゲームをはじめると「ロケットリーグ」未経験の翔太は操作に悪戦苦闘。困惑する翔太に先輩の達郎は「習うより、慣れろ」「コツはない、練習あるのみ」とスパルタ指導。素っ気ないアドバイスに困惑しつつも、翔太は競技の面白さにハマっていく。
相手の懐に入り込むのが上手いお茶目な翔太と、人に心を開くまでに時間が掛かりそうな雰囲気で冷静な達郎。どこかぎこちない10代学生の距離感がリアルに描かれており、観る者にとって青春のスタート地点に立ったような、どこか懐かしさを感じさせる映像となっている。