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今の速弾きはあと15年しか続けられないと予測

ドラゴンフォースのハーマン・リがギタリストとしての謙虚さと向上心を語る

2024.03.05 20:10

https://hermanli.com/

2024.03.05 20:10

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2006年の楽曲「Through The Fire And Flames」が人気ゲーム『Guitar Hero』に使用され、そのスピード、掛け合いギターソロ、エキセントリックなパフォーマンスでブレイクアウトしたイギリスのバンド、ドラゴンフォース。日本でも人気を博すそんなパワーメタルバンドの名ギタリスト、ハーマン・リが英Metal Hammer誌の最新号で速弾きギターソロにおけるインスピレーションを語った。

「僕は自分が最も優秀な人だとは思っていないんだ。最も上手いギタリストのうちの一人にも入ってないと思う。世界でトップ1000にも入っていない。でも常に上手くなりたいと思っている。そのような意識からクリエイティビティが生まれると思うし、自分が人生で学べるギターの知識は限られているから、常に学ぼうと努力している。

今のスピードでの速弾きは、現実的に考えてあと10年か15年ぐらいしか続けられないと思う。ドラゴンフォースのセットを演奏するのは簡単じゃないし、色々な要素が含まれる。どんな年齢になってもプレイできるバンドもいるけど、ドラゴンフォースのライブが見たいなら“今”ライブに来るべきだ。これは永遠ではない」

「もっと上手くなりたい」と常に思うことにより、インスピレーションを受けているとコメントしたハーマン・リ。水中でギターソロを弾いたり、ウォータースライダーで滑り降りながらライブをするようなエンターテイナーだが、ドラゴンフォースのライブは体に支障をきたすとも発言した。

ギターソロ中にプールに飛び込むハーマン・リ

「前回のアメリカツアーでステージから落ちて、歯と脚を怪我したんだ。左脚のセラピーに通わないといけないし、ツアーの途中で怪我をしたんだけど、何もなかったかのようにツアーを続けた。ショーは中断できないんだ。でも今は次のツアーに向けて脚の治療をしている。それがドラゴンフォースのライブに潜む危険性だ……僕らは退屈なライブをしないからね!」

ドラゴンフォースの人気曲「Through The Fire And Flames」は、今年7月に全米公開される映画『怪盗グルー4』のテレビCMに使用されたことが最近話題になっていた。テレビCMは、新登場となるキャラクター、ポッピーが猫と『ダンスダンスレボリューション』のようなスタイルで「Through The Fire And Flames」に合わせて“高速”で踊る映像となっており、ファンからは「え、これ勝手に音楽つけたんじゃなくて公式で使用されたの?」と驚きの声も挙がっていた。

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ドラゴンフォース

アーティスト情報

香港生まれのリーダーのハーマン・リ(g)が、サム・トットマン(g)とともにイギリスにて99年にDRAGONHEARTなるバンドを結成したのが始まり。01年にDRAGONHEARTからDRAGONFORCEへと改名。SANCTUARYと契約がまとまり、ハーマン、サムの他、ZPサート(vo)、ヴァディム・プルツァノフ(key)、ディディエ・アルムズニ(ds)に、ヘルプのベーシストというラインナップでデビュー作「VALLEY OF THE DAMNED」をレコーディングし、03年初頭に発表。ここ日本で輸入盤市場でも大ブレイク。そして03年5月に日本盤がリリースされ、さらなるブレイクを迎えた。

正式ベーシストとして迎えたエイドリアン・ランバート、脱退したディディエの後任のデイヴ・マッキントッシュを迎え、04年初頭にHELLOWEENのジャパン・ツアーのオープナーとして初来日。その直後に2ndアルバム「SONIC FIRESTORM」をリリース。翌年の05年11月にエイドリアンが脱退するも、後任としてフレデリック・レクレール(b)を迎え入れ、その直後の12月には3rdアルバム「INHUMAN RAMPAGE」を発表。収録曲の“Through The Fire And Flames”が、人気ビデオゲーム『GUITAR HERO Ⅲ: LEGEND OF ROCK』内で使用されたことに端を発し、その人気はついにアメリカへ渡り、06年に米国の『OZZFEST』、本国イギリスの『DOWNLOAD FESTIVAL』でメイン・ステージに登場するまでに成長する。ここ日本でも同アルバムのリリース直前に東京でショウケースを行い完売。06年6月の初の単独ツアーも大成功を収めた。さらに、同年からスタートした『LOUD PARK』への出演をも果たす。そしてバンドは、18ヶ月に亘るツアーを終わらせ、4作目の制作に取り掛かる。

08年、4th「ULTRA BEATDOWN」を発売。その直前に『MAYHEM FESTIVAL』のメインに登場し、全米をサーキット。発売後は『LOUD PARK 08』へ出演。アルバムはオリコン総合チャート9位に、米国ビルボード・チャートでも18位に入り。さらに、同アルバムの収録曲“Heroes Of Our Time”は、米・グラミー賞の「ベスト・メタル・パフォーマンス」にノミネートされるなど、人気メタル・バンドとして確固たる地位を得る。そして、09年春にはALL THAT REMAINSをサポートにつけ、福岡、大阪、東京、名古屋、仙台、札幌の『ZEPP』をまわる大規模なヘッドライン・ツアーを敢行。ところが2010年3月、ZPが音楽性の違いを理由に脱退し、シンガー不在の中でバンドは通算5作目となるスタジオ・アルバムの制作を開始する。なお、同年9月には初のライヴ・アルバム「TWILIGHT DEMENTIA」をドロップ。

ZP脱退から1年後の11年3月に、オーディションの末決定した87年生まれの若きニュー・シンガー、マーク・ハドソンの加入をアナウンス。8月には、英国でのIRON MAIDENの2回のショウでサポートを務めた。そのひとつベルファスト公演が、マーク加入後初の正式なステージであった。そして、2012年4月に5thスタジオ・アルバム「THE POWER WITHIN」をリリース。それを引っ提げ、『LOUD PARK 12』に出演した。

2014年、ギタリストのハーマン・リとサム・トットマンは、BABYMETALの楽曲“Road of Resistance”でギター・トラックをレコーディングし、提供。同年、6thアルバム「MAXIMUM OVERLOAD」の発売を前にデイヴが脱退。後任に、イタリア人のジー・アンザローネ(ds)を迎え入れ、『LOUD PARK 14』にて来日。その模様はシューティングされ、「IN THE LINE OF FIRE」として、バンド初のライヴ映像作品として2015年に世に出された。2015年6月12日には、英国『Download Festival』でDRAGONFORCEのステージにBABYMETALが飛び入り。同15日のMETAL HAMMERの授賞式ではBABYMETALとコラボし、彼女たちの曲をプレイした。さらに、同年9月にはジャパン・ツアーを実施。なおかつ翌月には『LOUD PARK 15』にてわずかな期間に2度の来日を果たし、ファンを驚かせた。2016年4月には、キャリア初となるベスト・オブ作品「KILLER ELITE」を発売。同月下旬には、ショーケース的来日公演を行なった。そして2017年、通算7作目「REACHING INTO INFINITY」をリリース。そのワールド・ツアーを、同年6月に日本からスタートさせた。

2019年には8thアルバム『EXTREME POWER METAL』をリリース。その直後、フレデリックが脱退。11月に行なったUKツアーは、日本のLOVEBITESをスペシャル・ゲストに迎えて実施。そして、2022年、ツアーに帯同していた紅一点ベーシストのアリシア・ヴィジルが加入。新たなラインナップとなったバンドは、日本ではビクターに復帰、他テリトリーではオーストリアのNapalm Recordsと契約を交わし、9thアルバム『WARP SPEED WARRIORS』を2024年3月にリリースする。

(引用)https://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A018077.html

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