2024.02.29 12:00
2024.02.29 12:00
井浦新がアメリカ映画デビュー作にして初主演する映画『東京カウボーイ』が、6月7日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開されることが決定した。また、来月3月1日より始まる第19回大阪アジアン映画祭にて3月10日(日)のクロージング上映(インターナショナルプレミア)に選出され、翌3月11日(月)には東京で舞台挨拶付き特別先行上映会が開催される。
昨年から今年2024年にかけて映画『福田村事件』『アンダーカレント』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『ゴールデンカムイ』『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』、大河ドラマ『光る君へ』、ドラマ『おっさんずラブ リターンズ』と話題作への出演が相次ぎ、キャリア絶好調の井浦新。本作では、上昇志向の強い日本人ビジネスマンが出張先でカウボーイ文化に触れ変わっていく姿を繊細かつまっすぐに演じる。
映画の舞台は、どこまでも空が続くことから「ビッグ・スカイ・カントリー」と呼ばれるモンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、壮大な計画をプレゼンするも東京の常識は通じず、すぐに行き詰まってしまう。だが、いやいやながらもスーツを脱いでカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる。
本作のマーク・マリオット監督はかつて日本の巨匠、山田洋次監督の弟子入りを志願し、山田組の海外現場(第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』)に参加した経歴の持ち主。その時の異国体験が作家としての原点となった。その後、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画。日本のオフィス街とは何もかもが異なるモンタナの原始的な風景を舞台に、“異邦人”が経験するさまざまな感情を普遍的なヒューマンドラマに仕立て上げた。
心の交流をテーマにした本作には、井浦のほかにも日米2ヵ国の文化と言語の微妙なニュアンスを表現できる多彩なスタッフとキャストが集結。脚本は『Man from Reno』で数々の映画賞を受賞し、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で脚本&監督を務めたことも話題のデイヴ・ボイルと、平成『ガメラ』シリーズ3部作のヒロインやミシェル・ゴンドリー監督『TOKYO!/インテリア・デザイン』主演などを経て、現在はアメリカを拠点に脚本家としても活躍する藤谷文子が共作。藤谷は井浦扮する主人公の上司であり恋人でもある役柄でキャストにも名を連ねている。
さらに日本を代表する国際派俳優・國村隼が和牛の専門家役としてコミカルな存在感を放つほか、ゴヤ・ロブレス、ロビン・ワイガートらアメリカのテレビドラマに欠かせない名優たちが牧場の人々として出演。プロデューサーは実写版『ジャングル・ブック』『プーと大人になった僕』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『トロン: レガシー』などハリウッド大作を多数手掛けてきたディズニー・スタジオ所属プロデューサーのブリガム・テイラー。本作が初のインディペンデント映画となる。
劇場公開決定に際し、主演の井浦新よりコメントが到着。また、3月11日開催の舞台挨拶付き特別先行上映会の詳細も決定した。
井浦新 コメント
「あなたの出演している映画を観てきて、一緒に仕事がしたいとずっと想っていた」。
世界中がまだCOVID 19 の不安の中にあった頃、オンラインで初めてマーク・マリオット監督と話した時にいただいた言葉。
具体的に自分の芝居の特徴や感じたことなど、言葉でたくさん伝えてくれた。
作品への取り組み方や役へのアプローチの仕方、俳優としてどのような道を歩んできたのかなどにも興味を持ってくれていて語らい合った。
マーク監督始めプロデューサーのブリガム・テイラーと脚本チームの藤谷文子さんとデイヴ・ボイル。
そこにいるマーク組の皆さんはちゃんと観てくれていて、必要としてくれているのを感じました。とても嬉しかった。
その想いに応えたい!一緒に映画づくりがしたい!ここから私の『東京カウボーイ』が始まりました。
アメリカのモンタナ州の壮大な大自然の中と東京の街とで撮影されたハートウォーミングなこの映画が、皆さんの心に優しく響き、楽しんでいただけたら幸いです。