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ルーツを学び、リスペクトする重要性を思い知る

ファンクの伝説ジョージ・クリントンがエリック・クラプトンから学んだことを語る

2024.02.06 20:45

ジョージ・クリントン

2024.02.06 20:45

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ジェームス・ブラウンとスライ・ストーンに並びファンクのパイオニアとして歴史に名を刻み、パーラメントとファンカデリック(Pファンク)を率いたジョージ・クリントン。ヒップホップ、ダンスミュージック、サイケデリックロックなどにも多大な影響を及ぼした伝説的なアーティストの彼が、先日公開されたアマゾンAudibleの「Words + Music」シリーズに登場した。

常に前衛的な音楽に挑戦し、新しい扉を開いてきたジョージ・クリントンだが、彼は“新しい音楽”を奏でるにも過去のことを知る必要があると語る。

「新しい音楽に合わせて新しいダンスを練習するかもしれないけど、新しい音楽もグルーヴは昔と同じなんだ。私は1950年代に当初ブラックミュージックとされていたロックンロールが、後に白人の音楽になったのを見ていたから、当時ファンクにフォーカスした。1960年に突入した頃には、私はロックンロールをやってはいけないと思っていたし、白人の音楽になっていたからクロスオーバーしないとやってはいけないと勘違いしていた。本当はそんなことなかったはずなのに。ジミ・ヘンドリックスがいたけど、彼ぐらいだった。

でもそのような“自分たちの音楽”について、エリック・クラプトンから学ぶことのほうが多かった。ブルースは自分にとっては両親が聴くような音楽だったし、子供は自分の親が聴いている音楽は好まない。でもそれが理解できるような年齢になると、“自分たちのルーツとなる音楽を学ばないと!”って思うんだ。まさかイギリスのエリック・クラプトンから、ロバート・ジョンソンについて学ぶとは思わなかったよ!ちゃんと注意して聴くと、ブルースもロックンロールもファンクもルーツは同じで、ファンクはまだ多くの人がやっていない部分でしかないってことがわかったんだ」

ジョージ・クリントンは自身が音楽を始めた当時、ロックンロールが既に「白人の音楽」になっていたと感じたため、ファンクにフォーカスしたとコメントした。しかし先人たちを学びルーツを理解するにつれ、自身のスタイルも確立することができたようだ。

以前Rolling Stone誌のインタビューに登場した彼は、以下のように白人がブラックミュージックをやることについて“リスペクト”が重要だとも語っていた。

「エリック・クラプトンとクリームと出会ったときに思い知ったんだ。彼らは私よりはるかにブルースについて詳しかったし、恥ずかしかったよ。クラプトンはロバート・ジョンソンについて知っていて、私は知らなかった。だからリスペクトを込めていれば、そのような音楽をやる権利があると思うんだ。レッド・ホット・チリ・ペッパーズだって、ファンクネスにおいて期待を裏切らなかった」

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ジョージ・クリントン

アーティスト情報

ジョージ・クリントン(George Clinton、1941年7月22日 - )は、アメリカのミュージシャンである。ジェームス・ブラウンのファンク・ミュージックの継承者とされている。

ノースカロライナ州に生まれ、ニュージャージー州で育つ。現在はフロリダ州に住んでいる。元は理容師であった(実家が理容店)。クリントンは、床屋で仲間たちとドゥーワップ・グループを結成し、それがやがてパーラメンツとしてデビューするきっかけとなった。クリントンはPファンクの創始者として、パーラメント、ファンカデリックを率いる他、数多くの独創的なファンクの楽曲を発表した。ジェームス・ブラウンやスライ・ストーンと共にファンクの代表的なミュージシャンとされ、ファンクを継承・発展させた功績が認められている。また、奇抜なファッションでも知られた。

(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3_(%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3)

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