2023.12.18 17:00
Photo by JEFF YEAGER
2023.12.18 17:00
世界で最も成功したメタルバンドとして人気を誇るメタルバンド、メタリカ。今年の4月14日にリリースされた最新アルバム『72Seasons』は全世界15ヵ国で1位を獲得し、昨年には楽曲「Master Of Puppets」が人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4の最終回にてフィーチャーされ、デビューから40年経った今でも高い人気を誇っている。
メタルファンの域を超えて世界中のリスナーに聴かれているメタリカだが、リードギタリストのカーク・ハメットはTotal Guitar誌の年末特集にて、どんなに“凄い”ギターソロを弾いても、一般的なリスナーには刺さらないと語った。
「この雑誌の読者にこんなこと言うのは嫌だけど、音楽リスナーの大半を占めている非ミュージシャンは、聴いたギターソロなんて覚えていない。でも素晴らしいメロディは忘れられないし、5分間で別の場所に連れていってくれるような素晴らしい曲も忘れない」
また、カーク・ハメットはギターソロよりも楽曲のクオリティを重視しており、15歳のときに何よりも“良い曲”を作ろうと感じたことを振り返っている。
「15歳のときに気がついたんだ。ジョン・マーシャル(メタリカの元ギターテック)と昔、お互いがギターを弾き始めて半年が経った頃に彼にこう伝えたんだ。“俺らはギターを弾くだけじゃなくて、曲を作り始めないといけない。KISSとかを見てみろ。彼らは自分たちで全部の曲を書いてる…… エアロスミスもヴァン・ヘイレンもそうだ”ってね。だから俺とジョンはその頃から曲を書き始めた。クソみたいなものも多かったけど、何かしらの形にはなっていた!」