夢も地獄も味わった瞳が印象的な本ビジュアルも解禁
笑いに猛進する岡山天音の運命が変わる『笑いのカイブツ』本予告公開 仲野太賀らとの出会いも
2023.11.17 08:00
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
2023.11.17 08:00
2024年1月5日(金)より公開される岡山天音主演映画『笑いのカイブツ』から本予告と本ビジュアルが解禁された。
原作は、Web連載で熱狂的に支持を得て書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキによる同名私小説。本作で長編商業映画デビューを果たす気鋭・滝本憲吾監督が、笑いにのみ人生を捧げる実在の人物の痛いほどに純粋で激烈な半生を、岡山天音を主演に迎えて映画化する。
何をするにも不器用で、人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて6年。実力が認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いだけを追求し、常識から逸脱した行動をとるツチヤは周囲から理解されずに淘汰されてしまう。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れず、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”になると、次第に注目を集め、尊敬する芸人から声が掛かるが……。
今回解禁された本予告は、アルバイト中にも関わらずネタ投稿をしている大喜利番組をイヤホンで聞き、人目もはばからずに大きなリアクションをとる“笑いに取り憑かれた”主人公ツチヤ(岡山天音)の姿から始まる。そんな笑いに猛進するツチヤを面白がるピンク(菅田将暉)、ツチヤの努力を素直に尊敬するミカコ(松本穂香)に加え、ネタを投稿していたラジオ番組からは「漫才を作りたいね、ツチヤと。一緒に漫才作りましょう!」と憧れの芸人・ベーコンズの西寺(仲野太賀)の言葉が聴こえ、必死で笑いに食らいついてきたツチヤの運命を変える人物たちが映される。
大喜利投稿、ハガキ職人、構成作家と、様々な経験を積んできたツチヤの才能と努力を認めた芸人・西寺のもとでラジオ番組の作家見習いとして働き始めるツチヤだったが、人間関係が不得意ゆえに、周りの先輩作家やスタッフから厳しい視線を浴びることに。努力はできても器用になれず、「やるだけやって、燃え尽きたらそれまでじゃ。その先に何があんねん」と葛藤を抱え、心の叫びをあげるツチヤ。そんなツチヤに言葉をかけ続ける西寺の姿など、胸が熱くなるシーンが収められている。
併せて解禁された本ビジュアルでは、「あの頃、何者かになりたかった全ての人へ――。」のコピーと共に、夢も地獄も両方味わった潤んだ瞳でツチヤがこちらを見つめる姿を写している。下部にはツチヤを取り巻く登場人物たちに加え、東京タワーや道頓堀などの舞台、ラジオや表彰状などツチヤに影響を与えたアイテムも配されている。