共演に藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一
林遣都主演×倉持裕作・演出の新作心理サスペンス『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』来年上演
2023.10.18 12:00
2023.10.18 12:00
M&Oplaysプロデュース『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』が2024年4月13日(土)~5月6日(月)に本多劇場にて上演されることが決定した。東京公演後は愛知、島根、富山、大阪、宮城と全国へ巡演する。
本作は作・演出を倉持裕、主演を林遣都が務める心理サスペンス。ある出来事をきっかけに不思議な屋敷に誘い込まれた主人公が、その屋敷の主人と若妻に翻弄され、もてなしを受けるうちに本来の自分を見失ってゆく様を描く。林は2016年にBunkamuraシアターコクーンで行った倉持裕演出のM&Oplaysプロデュース『家族の基礎』で初の舞台出演を果たし、現在公演中の音楽劇『浅草キッド』やTBS系日曜劇場『VIVANT』、さらにはU-NEXTオリジナルドラマ『MALICE』の主演を務めるなど話題の作品に次々と出演している。
共演には藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一が決定。本作で倉持とは初顔合わせの藤間爽子はドラマ『マイファミリー』『silent』やNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演。個性派俳優・柄本時生はPARCO劇場開場50周年記念シリーズ舞台『ひげよ、さらば』出演し12月22日には映画『PERFECT DAYS』の公開を控える。新名基浩は映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『夜を走る』やNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』などで活躍し、佐藤直子は岩松了作・演出の舞台『青空は後悔の証し』やドラマ『64』『マイ・セカンド・アオハル』に出演、山崎一は野田秀樹作・演出の舞台『兎、波を走る』や映画『お前の罪を自白しろ』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演している。
倉持裕(作・演出)コメント
最近、現実離れした話に興味が向いています。抽象的とか幻想的とか、あるいはもっととっつきやすく、ファンタジーなどと表現される話です。もともとそうした作風でデビューしたので、そこに戻って来た感じです。
舞台に出現する不可解な世界は、たいてい主人公の精神から発生していて、すると自ずと、そんな風に世界を丸ごと構築してしまうような、強い精神力の持ち主に見える俳優が必要になってきます。そこで、それには林遣都がぴったりだと思いました。
あの頑なな目。直進が似合う身体――。僕が彼に感じる魅力は、2016年の自作『家族の基礎』に出演して頂いた時から変わっていません。着実にキャリアを積み重ねてきたことで、その特徴はより濃くなっていると感じ、今回、再びご一緒できることが楽しみです。
今作は、内田百閒の作品から着想を得たので、昔の文学作品の香りが少し漂うかもしれません。
林遣都(主演)コメント
僕はM&Oplaysさんプロデュースの『家族の基礎』という作品で初めて舞台に立たせていただきました。刺激に満ちた稽古場での日々、本番の緊張感、必死に喰らいつき沢山の喜びと感動を味わえたことを今でも鮮明に覚えています。
僕が演劇に惹かれていったのは倉持さんが演出の初舞台がとにかく楽しかったからであることは間違いありません。
あれから7年が経ち、倉持さんの新作にこういった形で参加できることを大変嬉しく思います。
タイトル、もう面白いですよね。 珠玉の台詞、心躍る脚本、心待ちにしています。嬉しいです。楽しみです。皆様もお楽しみに。