レッド・ツェッペリンやブラック・サバスではないとコメント
元祖メタルリフとなった曲は?ザック・ワイルドが1967年の名曲を挙げる
2023.09.29 18:30
By Andreas Lawen, Fotandi - CC BY-SA 3.0
2023.09.29 18:30
1970年にデビューアルバム『Black Sabbath』をリリースして以来、ブラック・サバスは“悪魔的なリフ”でヘヴィメタルの祖となったと言われている。しかし過去にはオジー・オズボーンのギタリストも務め、2022年に再結成したパンテラのギタリストも務めているギターレジェンドのザック・ワイルドは、音楽史上初のメタルリフはブラック・サバスではないと考えているようだ。
人気音楽YouTuberリック・ビアートのインタビューに登場したザック・ワイルドは、メタルリフの祖はブラック・サバスではなく、エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーによるクリームの「Sunshine of Your Love」だと発言している。ブラック・サバスの大ファンとしても知られている彼は「俺は史上初のメタルリフは“Sunshine of Your Love”で間違いないと思っている。クリームが全てを始めたと言える」と、1967年にリリースされた同曲のアイコニックなリフがいかに後のメタルに影響を及ぼしたかを語った。
また、彼は「その後にレッド・ツェッペリンとブラック・サバスがきて、もちろんトニー・アイオミが祖でもある」ともコメントしている。インタビューに同席したアンスラックスのチャーリー・ベナンテは「クイーンもたくさんメタルの要素が入ってたし、ブライアン・メイのプレイもスラッシュメタルのようなギターを弾いている」とも補足している。
ブライアン・メイ自身も今年の2月に、自分のギターリフがスラッシュメタルに与えた影響を語っており、1974年の『Sheer Heart Attack』に収録されている「Stone Cold Crazy」について、「あのリフがスラッシュメタルの元になったと言われることがある。実際はどうなのかわからないけど、あの時代にあのスピードで弾くのは珍しかったんだと思う」と答えている。
ザック・ワイルドは1998年に日本のテレビ番組「青春のポップス」で「Sunshine of Your Love」のカバーを披露していた。