2023.09.23 12:00
もうすぐ10月だってのにせっかく購入した秋服の出番も虚しく、今日も今日とて30度超えの日本に空から氷でも落ちて来ないかなー?なんて安直なことを考えている今日この頃。
しかし全く困ったもので、暑いからって食欲が無くなるわけではなく、世の中はやれイモだの、やれブリュレだの、やれモンブランだの、秋の食品がここぞとばかりにこんにちはしてきて私の食欲の扉をこじ開け、土足で上がり込んできています。そろそろ通報しようかな…そんな、食欲の夏。
若かりし頃は何を血迷っていたのか、ココアを飲みながらガトーショコラを食べて、その後に追いチョコなんかも余裕でしていた私ですが、本当に、老いって恐ろしくて、今じゃ想像しただけで胃がぐにゃぐにゃになるくらいにはもう、甘い物に珈琲が欠かせない大人になってしまいました。
紅茶ももちろん良いんだけど、やっぱり苦い珈琲と甘い物の相性は抜群なんですよね。なんなら、珈琲のつまみに甘いものを食べてるみたいな感覚、そう、酒の肴と一緒です。
今回は食エッセイということで、改めて食と向き合ってみて、1つ気がついたことがある。
大人になるにつれて食の幅は広がったり狭まったりしているが、子供の頃食べられなかったものが、歳をとって急に食べられるようになった、そんな経験が誰にでもあると思う。
“好みや思考がどんどん変わっていくのが食”
そう思っていた私だが、昔から変わらないこともあるなと気がついた。
それは“食べる”という行為で自分の“ストレス値”が分かるということだ。
私は本当にそれが分かりやすくて、なんだかよく分からないけどちょっと疲れてる時なんかは、必ずコンビニに寄ってポテチを2袋カゴに入れる。ポイントは2袋という所。これは明らかにストレス値が爆上がりしている証拠で、帰宅し、玄関を開けた1秒後には2袋とも開けていて、誰に取られるわけでもないのに座りもせず箸で器用にダブル食い。なんなら、そのまま両手にポテチ状態でお風呂場へ直行し、お湯に浸かりながら優雅に全裸でポテチ。まあ、そんなことをしたら3日後には顔にニキビが出来ていて、鏡を前にようやく、あれ、私今ストレス溜まってるな?と気がつく。
これだけは昔から今だに変わらない私のストレス発散方法なのかもしれない。
幼少期の私はそれはもう好き嫌いがひどくて、野菜は嫌い、魚も嫌い、肉も嫌い、私何も食べません一点張りのお母さん困らせチルドレンだったのですが、そんな中で唯一食べられたのが“ごはんですよ”だった。
盛りなしで、私は小学生くらいまで、米とごはんですよオンリーで生きていたと言っても過言じゃない。
今はありがたいことに、野菜も魚も肉も大好きで、どこに行って何を食べても美味しいと思えるようになって本当に良かったと思う、幼少期に心配で仕方なかったであろう母に感謝。
何はともあれ、こんなに暑い夏でも食が楽しみの健康ガールに育ちましたので、今、我が子の好き嫌いで悩んでる世の中のお父さんお母さん、安心してください、きっといつか食べられるようになります。
PS.とは言えいまだに食べられない嫌いな食べ物もある。ピーマン、パプリカ、パクチー、激辛、場合によってはきゅうりです。残暑、もうすこし!乗り越えましょう!