「一人ではないと思わせてくれた」とコメント
コリィ・テイラーがメタリカのジェームズ・ヘットフィールドの影響で断酒したと明かす
2023.09.15 19:30
PAMELA LITTKY/By Kreepin Deth - Own work, CC BY-SA 4.0,
2023.09.15 19:30
爆発力のある激しい音楽性とマスクで多くのファンに共感されるメタルバンド、スリップノット。以前から過去のアルコール中毒やメンタルヘルスについて語っているフロントマンのコリィ・テイラーだが、依存症を乗り越える上でメタリカのジェームズ・ヘットフィールドから受けた影響を受けたという。
先日公開されたConsequence誌のインタビューで、コリィ・テイラーはアルコール中毒と鬱病との闘いについて明かしている。
「色んな依存症だけではなく、子供時代のトラウマなどからくる鬱症状とも向き合わないといけなかった。何年も音楽だけが自分にとって救いだった。世界に希望があると思わせてくれたのは音楽だけだった。音楽の世界には常に新しい発見があった。
自分が依存症を乗り越える上で助けになったのが、メタリカのジェームズ・ヘットフィールドだ。彼がアルコールをやめて健康的になる決断をしたとき、“もし彼ができるなら、俺でも頑張れるかもしれない”って思ったんだ。断酒をすることは俺に大きな影響を与えたし、何年にも渡って断酒を貫こうと努力をした。その過程で、自分と同じように頑張っている人たちがいることに気がつく。アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルも同じ時期にアルコール中毒を克服して、正しく歩もうとしていた」
メタリカのジェームズ・ヘットフィールドの存在が依存症を乗り越える上で助けになったコリィは、「自分だけではない」と思えることが重要だとも答えている。
「時間と努力を費やす必要がある。それをするインスピレーションになったジェームズ・ヘットフィールドに感謝したい。自分が一人ではないと思わせてくれたし、もっとクリアな思考でフォーカスできる手助けとなった。また音楽を作ることに集中できる手助けとなった」