2023.09.15 18:00
パンサー・菅の若者に教えたい遊び、今回紹介するのは新宿にある、怪談ライブBar歌舞伎町店。
『怪談』
いやね、私事なんですが自分、お恥ずかしながら心霊系が全部無理でして‥プライベートで触れることは全くないんです。じゃあ何で怪談Barへと思いますよね?今回は怪談大好き編集さんが「面白そう!!行ってみたい!!」と私欲全開で私に打ち合わせなしでここをセッティングしてくるという‥
私、スケジュールが送られてきて「え、マジ無理なんだけど‥断ろうかな、でも自分の記事のためにやってくれてることだし‥てか大人だし。よし、覚悟を決めよう!!」と当日震えながら現場に着くとその編集さんが見当たらず。もう1人の同行してくれている編集さんに聞くと
「彼は今日は体調不良でお休みです」
あ?やってくれたな?そんな超弱めな怖い話から始まった今回の取材、フーと息をつき店のドアを開けるとそこはやはり怪談 Bar。少し暗めの照明と怖い雰囲気のアイテムがそこかしこにズラリ。全身黒服のイケメン店長さんに席に案内されてシステムの説明を受けます。シンプルに言うと本当に酒もつまみも美味しい飲み屋さんです、ただ一つ違うのは1時間に1回10分程度の怪談師による生怪談ショーがあるという事。
お恥ずかしながら怪談師なるものを知らなかったので、店長さんに詳しくお話を聞くと、「怪談のプロ。何年もレベルが上がり続けていて怪談の賞レースもある」との事。怪談の賞レース?めちゃ面白そう、どうやって決めるんでしょう、とりあえず審査シーンだけ見てみたい。
今回貸切での取材だったため、覚悟が決まったタイミングで怪談ショーを見せていただくことに。
店内がだんだん暗くなり、怖いBGM &映像で一気に恐怖心が煽られます。段々フェードアウトしていき緊張感のある静寂と共に怪談師登場。勝手に陰陽師みたいな人が来るのかと思っていたのですが、まさかのセットアップが似合う爽やかイケメンのスズサクさん。この時点でホラー苦手な私が「大丈夫?怖い話できる?」と思ったほど。
「今日はよろしくお願いします」から始まったんですが最初の印象など杞憂でしかなく、一瞬でスズサクさんの世界に引き込まれてめくるめく怪談の世界へ。怪談の内容はもちろん割愛しますが正直ヤバいっす。
これは貸切だったからなんですが、1対1。最初から最後まで完全に目が合った面接状態での怪談。怪談初心者の私は怖すぎて死ぬかと思いました。大の男が思いっきり悲鳴を上げるほど。カメラマンさんも僕と同じくらい「ノワァ!!」と叫んでました。
初めてしっかり怪談というものを経験したんですが『怖すぎた』の奥に『面白い』があった事に驚きました。
映像やお化け屋敷的な視覚、聴覚に直接来るものとは違い、じんわりしっとり静かに怖いんですね。背筋が凍る、それがハマる。
僕と同様に怖いものが苦手な方、正直これはめちゃアリです。
8月は繁忙期で全然入れないこともあるみたいなのでこの秋はチャンス。
客層は老若男女バランスよくいるらしく、常連さんになると各々が持ち寄った怪談を肴に飲まれているそうですよ。
怪談好きはもちろん、カップルやグループデートも楽しそうなので行った事ない方、是非行ってみてください。
余談ですが、ベクトル違いで今回1番怖かったことは店長が「僕は怪談いっさい興味ないです」と笑顔で言っていた事です。それではまた!!