2023.09.14 19:15
ブラック・サバス
2023.09.14 19:15
1970年にデビューアルバム『Black Sabbath』をリリースして以来ヘヴィメタルの祖として数々のバンドに影響を与えてきたバンド、ブラック・サバス。ブラック・サバスの音楽をバレエ化した『Black Sabbath: The Ballet』がバーミンガム・ロイヤル・バレエ団によって今月上演されることも話題になっているパイオニアだが、ベーシストのギーザー・バトラーがそのキャリアを振り返った。
先日ポッドキャスト「The Rock Podcast」に出演したギーザー・バトラーは「バンド活動をやり直せるとしたら何を変更するか?」という質問を訊かれた際に、音楽ビジネスを理解する重要性について語った。
「最初からビジネスをもっと理解してる人でありたかった。もちろん音楽ビジネスや、ビジネス全般についての知識がなかったから。最初から弁護士と会計士を雇えていたらもっと良かったのにって思う。もしそれができていたら、1970年代にあそこまで騙されてお金を持っていかれていなかっただろう。変えるとしたらそれぐらいかな。素晴らしい人生だったから、あまり多くのことは変えないよ」
バンド活動初期からビジネスを理解していたかったと発言したギーザー・バトラー。彼は以前もマネジメントやレーベルに不当な契約を結ばされていた旨を明かしており、ビジネス上の問題を多く抱えていたことにより、音楽活動も上手くいかなくなったと発言している。
「レコードも売れているのに、口座の平均額が徐々に減っていっている理由をマネージャーたちに訊いてもちゃんと答えてくれなかった。私たちに入らなかったお金はたくさんあったし、税金の支払いも問題になった。ブラック・サバスが上手くいかなくなったのはそこからだ。『Never Say Die!』の制作当時はスタジオで音楽を作っている時間よりも、弁護士と法廷にいる時間のほうが長かった」