RBW初のファミリーコンサートをプレイバック!
MAMAMOO+、OH MY GIRL、B1A4が一堂に「RBW 2023 SUMMER FES」を振り返る
2023.09.04 18:00
「RBW 2023 SUMMER FES〜Over the Rainbow〜」より (c)RBW 撮影:冨田味我、瀬谷壮士
2023.09.04 18:00
MAMAMOO、ONEUS、そして2021年にデビューしたPURPLE KISSが所属する芸能事務所RBWは、B1A4とOH MY GIRL、ONFを擁するWM エンターテインメント、KARAを輩出し現在はMIRAEが所属するDSPメディアを傘下に迎え、現在は韓国でも大手事務所へと成長。そんなRBWが所属アーティストをこぞって来日させ、初めてのファミリーコンサートを東京ガーデンシアターで開催した。もともと注目度の高いMAMAMOO+やOH MY GIRLに加えて、B1A4とONFはメンバーが兵役を終え、ようやく全員が揃い踏み。完全体としては久しぶりのステージになるため、ファンの期待は否応なしに高まっていた。今回はそんな中でも要チェックアーティストをご紹介!
そうそうたるアーティストたちが揃う中、トップバッターに登場したのはNew IDという5人組ボーイズグループ。彼らはまだRBW所属の練習生で、現在は今年下半期のデビューを目指して目下練習の日々を送っている。日本人メンバーでもあるHIROTO(井汲大翔)はかつて中国のオーディション番組「創造営2021」に出演、昨年はMnet「BOYS PLANET」にも出演し、人気を博した。その他のメンバーも韓国のオーディション番組「少年ファンタジー」に参加していたり、知名度はバツグン。そんな彼らだが、今回のステージは日本初お披露目でもあり、「こんなに素敵な先輩方と一緒のステージに立ててうれしいですが、すごく緊張しています」(HIROTO)と、震える声で緊張を隠せない様子。パフォーマンスでは初々しさは残るもののしっかりとイベントの先陣を務めあげ、続くONEUSへとバトンタッチした。
続くONEUSは、1曲目「COME BACK HOME」から本気度の高いステージで一気に会場を自分たちのカラーに染め上げる。「COME BACK HOME」といえば、ONEUSの認知度を上げるきっかけにもなったサバイバル番組「Road to Kingdom」のファイナルでパフォーマンスした曲。LEEDOの超重量級ド低音ラップに、SEOHOの4段ブーストハイトーンを生で浴び、バックダンサーたちが肉体で作る階段を駆け上がったHWANGWOONGが落下するという衝撃のパフォーマンスを目の当たりにして、会場のボルテージはたった1曲で最高潮に。韓国の伝統的なリズムとサウンドを生かした「LIT」は、アジア的な感性を現代風にアレンジした名曲。オーガンジーがひらめく扇を優雅に操り、太鼓のリズムに乗って歌い踊るONEUSのステージはまさにザ・韓国。ONEUSらしいケレンみあふれるパフォーマンスの連続に、会場は早くも熱気に包まれた。
元IZ*ONEで現在ソロとして活動中のLEE CHAE YEONも登場。ソロデビュー曲「HUSH RUSH」でまずは会場に挨拶すると、「Aquamarine」では軽やかなダンスで会場を魅了する。IZ*ONE当時はパワフルなパフォーマンスで、ダンスと言えばCHAE YEONというイメージが強かったけれど、ソロとして活動していく中でボーカル面でもめきめきと成長。「身に余るほど愛してくださった曲です」と言って始まった「KNOCK」は、思わず口ずさみたくなってしまうサビのパートが印象的。今も変わらずパワフルなダンスの中に、愛らしさも詰め込んで、CHAE YEONらしいパフォーマンスを見せた。一方、トークでは「言い訳なんですけど、日本語はちょっと……忘れちゃった(笑)。申し訳ない!」とおちゃめに謝ってみせたり、本人いわく趣味だというかわいい発音の日本語をステージで発表。「集中してください!」と言って会場の注目を集めた後、出てきた言葉は「でこぼこ」、「パート分け」で、会場からは共感とも微笑ましいとも取れる笑いが漏れた。ステージではパワフルに、トークではかわいらしく、そんなギャップのある姿が印象的だった。
曲ごとにガラリと変わるコンセプトを完璧に表現することで知られるOH MY GIRLは“コンセプトの妖精”と例えられることが多いが、この日の彼女たちはまさに夏の妖精。ボタニカルなサマールックに身を包み、今年の夏にリリースした9thミニアルバム『Golden Hourglass』からタイトル曲「Summer Comes」でスタートすると、「みなさん、もっと盛り上がりましょう!」というMIMIの言葉で同アルバム収録曲「Celebrate」へ。さらにOH MY GIRLの代表的サマーチューン「Dolphin」、弾むリズムが楽しい「Dun Dun Dance」で会場は一体感に包まれた。今回のイベントで久しぶりに日本に来たというOH MY GIRL。「このスケジュールが決まった時からずっとドキドキしてて、みなさんに会いたくて! だから今、すごく幸せです」とYUBINが言うと、他のメンバーもニコニコ笑顔。披露したばかりの新曲も、会場のファンがすでにチェック済みと知ると、メンバーは驚きながらもうれしそうにしていた。YOOAは「久しぶりに日本に来たのですが日本のファンにすごく会いたかったですし、こうやって会えて今日はすごくうれしいです。私が歌手をやっている理由はみなさんのおかげなんだなってあらためて感じました」と真心を伝えると、会場からはあたたかい拍手が起きた。
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