2023.08.28 17:45
PAMELA LITTKY
2023.08.28 17:45
世界で最も有名なメタルバンドの一つとして知られている9人組バンドのスリップノット。爆発力のある激しい音楽性とマスクで多くのファンに共感されるバンドだが、Metal Hammer誌の最新号に登場したフロントマンのコリィ・テイラーが、メンタルヘルスとアルコール中毒について語った。
「俺は完全にアルコール中毒だった。鬱と自己愛のなさから、常に酔っていたいと感じていた。自分が嫌っていた典型的な“アル中”になってしまったんだ。家に家族がいても、自己愛のなさから毎晩10人の女性と関係を持つような人もいる。そこまで酒を飲んでいると、“自分自身”という存在が脆くなり流されてしまう。空虚になってしまうんだ」
メンタルヘルスの問題を抱えていたコリィ・テイラーは、アルコールに頼るようになってしまったと発言した。また、多くのファンに愛されているスリップノットの3rdアルバム『Vol. 3: (The Subliminal Verses)』のレコーディング中にアルコールが原因で歌えなくなったとも明かしている。
「健康的にもボロボロになっていた。3rdアルバム“Vol. 3: (The Subliminal Verses)”のレコーディングしていたときも、酒とライフスタイルによって声が駄目になっていて、最初の3ヵ月は台無しになった。キーからも外れるし、ヘヴィなパートでも声が出ないし、半分録れたと思ったらそこから台無しになるし。他のメンバーは、“お前はスタジオにも来ないし、常に酔っ払ってるし、バンドのことなんてどうでもいいと思ってるんだろ”って、ガッカリしていた」
その後、コリィは2007年に最初の離婚をしたタイミングで一度アルコールを経つことを試みたが、最終的に2010年に完全にアルコールをやめたという。しかし今でも誘惑はあるようで「今でも自分の脳と人格的に、酒の誘惑を経つのに苦労している」とコメントしている。