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優勝は“一度は諦めた夢だった”と語る

52歳DJがDMC UK大会で夢の初優勝 初出場から36年後ついにイギリス王者に

2023.08.25 17:40

https://www.instagram.com/huwwackman_excel/

2023.08.25 17:40

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世界一のDJを決める大会、DMC DJ WORLD CHAMPIONSHIPS。1983年にイギリスでスタートしたターンテーブリストにとって最も名誉のある大会の一つだが、日本でもCreepy NutsのDJ松永が2019年に世界大会で優勝したことが広く知られている。そんなイギリスチャンピオンシップで52歳のDJが優勝したことが話題になっている。

8月18日に開催されたDMCイギリスチャンピオンシップで優勝したDJ Huw Wackman(本名:Miaer Lloyd)。彼がDMCに初出場したのは1987年であり、初出場から36年経った今、ついにイギリス王者になるという夢を実現させた。彼は先日出演したBBC Newsのインタビューで、優勝は“一度は諦めた夢だった”と語った。

「何度もDMCイギリスチャンピオンシップに出場しているけど、初めて出場したのは1987年だった。これが私にとって6度目の挑戦だった。今まで2位には3回なったことがあるけど、もうとっくに諦めていたんだ」

当時DJ Excelという名前で活動していた彼は、介護をしていた認知症の母親が亡くなったことがきっかけで、もう一度トライしてみることを決心したと明かしている。また、久しぶりの出場には長年のブランク以外にも乗り越えないとならないハードルがあったようだ。

「大会に出場すると決心してから、セットを考えるのに3週間しかなかったんだ。でもそこからインフルエンザに罹って、指も骨折した。DJの練習のしすぎで指を骨折したとか、そのようなクールな理由だったら良かったんだけど、自転車で買い物中に強風に煽られて転んだんだ」

今回の審査員のうちの一人が1990年代に対戦した相手だったことも述べつつ、彼は忍耐強く努力することの重要性を語った。

「信じられないよ。1980年代に、炭鉱で働いていた父親が解雇金でターンテーブルセットを買ってくれたんだ。そこからクラブに通って毎日練習をして技術を磨いた。忍耐強く努力して、自分のことを信じていれば何でも成し遂げることができるってわかった。世界大会決勝のためにアメリカに行って、こちらのやり方を皆に見せるのを待ちきれないよ」

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