deadmau5
2023.08.17 16:45
世界で最も人気があるエレクトロニック・ミュージックのプロデューサー/DJのdeadmau5(デッドマウス)。世界中の大規模フェスにも出演し、グラミー賞にも6度ノミネートされたことがある一流アーティストだが、ライブでは音源を流しているだけと語った。
DJがリアルタイムで選曲や曲間のミックスをすることを期待しているファンは多い。しかし、deadmau5は先日行ったライブ配信中に、「ライブセットをやってるふりをしたことがあるか?」という質問に対して、事前にスタジオで作ったミックス音源を流しているだけだと答えた。
「事前に録音されたセット音源を流したことがあるかって意味?いつもそうだし、大体のライブはそうだよ。それを聞いてどうする? 怒る? 事前に作ったものを流すだけのときもあれば、そうじゃないときもある。事前に準備したセットを流しちゃいけない法律なんてないだろ? FBIに捕まるのか?(笑)
そもそも大規模なフェスだと、大体は事前に録音したセットを流さないといけないんだ。例えば“EDC”とかでも、リアルタイムで操作してるやつがいたら驚くよ。アーティストにとってそのようなフェスの存在は大きいし、プロダクションのタイムラインや、イベントのタイトなスケジュールを考えたら、失敗しないように音源を流すだけになるだろう」
多くの大規模なフェスでは、事前に組んだ音源を流すことが必須であると明かしたdeadmau5。また、彼はリアルタイムに操作されていないDJセットの見分け方も紹介している。
「信じられないかもしれないけど、映像を見ると事前録音されたセットだってわかるんだ。もし映像のタイミングが音楽とピッタリ合いすぎている場合、それは事前に作られたものを再生してるだけってことだ。ステージの上でみんな何をしてるかって?フィルターのつまみをいじったり、手拍子をするだけだ。それしかやることがないからな。」
また、「事前録音された音源を流すだけのDJは真のDJじゃない」というコメントには、「誰がそんなこと言ったんだ?お前は誰だ?DJ警察か?」と反応している。リアルタイムで操作はしていないものの、彼は「自分が作った曲しか流さないことには少し誇りを持っている」とコメントした。