2023.08.16 08:00
©2023映画『春に散る』製作委員会
2023.08.16 08:00
8月25日(金)より全国公開される佐藤浩市と横浜流星のダブル主演映画『春に散る』から、新たな場面写真とメイキング映像が公開された。
沢木耕太郎による同名小説を原作に、瀬々敬久監督が映画化した本作。脇を固めるキャストには山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝らが集結した。
不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、やがて二人は世界チャンピオンを共に目指して“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
決戦シーンに向けて横浜、窪田はクランクインの8ヵ月前からトレーニングを開始。本物のボクサーからも称賛されるボクサーらしさを超え、“世界チャンピオン”とその挑戦者に相応しい肉体を作り上げ、技を磨き上げた。そして、撮影では実際のボクシングの試合同様に、全12ラウンドを4日間に渡って撮影。その迫力を佐藤浩市は「芝居だからというエクスキューズがなく、役だけでなく、リアルな役者同士としても、相手に負けたくないと思っていることが前のめりに出て、ワンカットワンカット全部にそれが映っている」と称賛した。横浜自身も先日行った完成披露試写会で「窪田君に負けたくない気持ちが表に出すぎて」と闘争本能が丸出しだったと打ち明けている。また、ボクシングのライセンスを取得し、チャンピオンのセコンドを務めたこともある片岡鶴太郎も、別のイベントで「全くウソが無い、本物の世界戦としての、肉体とスキルになっていた」と保証している。
公開されたメイキング映像では、元WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン・内山高志が、トレーニング中のキャストを訪問している。窪田、横浜それぞれに指導をし、実際にふたりのパンチを褒める一幕も。ボクシング関係者がこぞってその迫力を絶賛し、監督は「二人の動きが早すぎてカットがかけられないときもあった」と語る。
また、映画の公開を記念して佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈によるYouTube特別企画「3本勝負」が行われることも決定した。企画では、鑑賞意欲を上げるために、動体視力を測る「スープリュームビジョン対決」「かるた対決」「パターゴルフ対決」に3人が挑戦。詳しい公開日は公式SNSでチェックできる。