門出を祝う新曲「あのさ、いや別に…」とグループのこれから
中井りかがNGT48で育んだ成長、佐藤海里&北村優羽に継承されるアイドル魂
2023.08.10 12:00
2023.08.10 12:00
近づけば近づくほど偉大(佐藤)
──2人に挟まれてる中井さんが、真ん中で肩をすくめて聞いてますよ。
中井 いやいや、取材で後輩からたくさん褒めてもらえるんですけど、そのたびにむずがゆい気持ちになるんです(笑)。そんな大層な人間じゃないのに、ありがとうございます。
──(笑)。では、中井さんの卒業の経緯を聞かせてもらえますか。
中井 ドーンって感じのこれがきっかけってものがあって卒業を決めたわけじゃないんですよ。私はNGT48でやりたいことを徐々にできて、コロナ禍も明けて、みんなの声を聞けるようになって、もう思い残すことはないなって思ったんです。私のアイドル人生ほんとに幸せで、これ以上楽しんだらバチが当たるんじゃないかってくらい楽しませていただいたし、ここからは後輩に託してもいいんじゃないかなって。自分としては、これ以上はないよなってことをたくさん経験できて、ありがとうございます満足させてもらいましたって感じの卒業ですね。
──アイドル人生を全うできたと。ではお2人から、中井さんのここが良いな、すごいなと思うところを聞かせてもらえますか。
佐藤 アイドル魂があるところです。りかさんは別のお仕事で忙しくてレッスンに参加できないときもあるんですけど、絶対に本番までにビシッと決めてくるところがプロだなって思います。振りを覚えるスピードも早いですし、練習時間が取れなくてもきちんとカメラ目線ができてるし、アイドルらしいパフォーマンスができるのがほんとにすごいです。あと、MCでどんなお題でも柔軟に対応して面白いこと言えるし、ちゃんと後輩にも話を振ってくださってトークを膨らませてくれるのは、やっぱりりかさん偉大だなって近づけは近づくほど思います。
北村 りかさんは、みんなのことを見てくれるなってすごく思います。私がCloudyCloudyで活動させていただいてるときも、「こういうのが似合うんじゃない?」って、髪とか服とかも言ってくださるんです。センスも良くて、ひとり一人をちゃんと見てくれてたり知ってくれてたりするのが後輩としてとってもうれしいんです。りかさんは覚えてないかもですけど、私が前髪を切ったときもすぐ気づいてくださって、それが印象に残ってます。
──「私が見た中井さんの人間味溢れる楽しいエピソード」はありますか?
佐藤 私がびっくりしたのは、りかさんは細いから全然食べないのかな?と思ったら、コンサートの楽屋で、豚汁に自分で持ってた辛いスパイスを真顔で大量にかけ出したんです。りかさんって、ステージじゃないところでも面白い人だなって(笑)。
中井 アハハハ(笑)。私、一味をいつも持参してるんです。辛くないと食べられない時期があったんですよ。私、辛い方が好きなのでついかけちゃうんですよね。
佐藤 私がNGT48に加入して3ヵ月くらいだったので、大量にかけてる光景を見て、え?!ってなりました(笑)。アイドルでもこういう一面あるんだなって、面白びっくりエピソードです(笑)。
北村 りかさんって、ほんとに常に面白いんですよ。
佐藤 レッスンとかカメラの回ってないところでもいっつも面白いんです。
北村 発する言葉がセンスがいいんです。どうしてそんなに面白い言い回しができるんだろう?って、りかさんが言葉を発するたびに思っちゃいます。MCも番組のトークも面白いし、すごいなと思いますね。
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