2023.08.01 18:10
Megadeth公式Facebookより
2023.08.01 18:10
スラッシュ・メタルのビッグ・4でもあり、世界的に人気を誇るメタルバンド、メガデス。テクニカルなフレーズだけではなく、デイヴ・ムステインのリフとソングライティングも高く評価されているバンドだが、そんな彼がスラッシュ・メタル曲が成功するために必要な要素を明かした。
BBC Radio 4の「Saturday Live」に出演したデイヴ・ムステインは、影響された音楽について訊かれた際に、チャック・ベリーによる1958年のヒット曲「Johnny B. Goode」と、Mott the Hooleの「All the Young Dudes」を挙げた。彼は後者について「美しいメロディがある」と語っており、ソングライターとしてメロディの重要性について学んだ瞬間を紹介している。
「クインシー・ジョーンズはとても有名なプロデューサーだけど、俺らは“Rust in Peace”の制作当時、彼のパーティーに顔を出したんだ。彼は俺らのエンジニアとプロデューサーに、楽曲が成功する要素を教えてくれた。曲が売れるには“ビート、メロディ、そして10個のシンプルな言葉” が必要だって教えてくれたんだ。
だから後世に重要なメッセージを伝えるとしたら、クインシーが言ってたことをそのまま伝えるかな。自分の言葉に置き換えるとしたら、スラッシュ・メタルで成功したいのであれば、“重いビート、メロディ、そして20個のシンプルな言葉” が重要かな。俺らは普通の音楽より速いスピードで歌うから20個だ」
フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、レイ・チャールズ、そしてマイケル・ジャクソンの『Off the Wall』『Thriller』『Bad』などのプロデュースで知られている伝説的なプロデューサー、クインシー・ジョーンズから学んだことを紹介したデイヴ・ムステイン。『Rust In Peace』はマーティ・フリードマンの加入後初のアルバムであり、今でもメタル史に残る名作として語り継がれている。