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完成した作品ではナイフが使えなくなり日本刀に変更

『マッド・ハイジ』本編映像公開、スイス・アーミー・ナイフを巡り訴えられかけたことが明らかに

2023.07.12 18:00

ⓒ SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

2023.07.12 18:00

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2023年7月14日(金)より全国公開される映画『マッド・ハイジ』から本編シーンが公開された。

幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』。このスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジし、“スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”が誕生した。

場面写真©️ SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

制作時には、警察官の仕事もしていた脚本家の一人が本作の内容を理由に警察官の仕事をクビになったり、スイス国内の布販売店に本作の衣裳づくりに協力しないように、と反対運動を起こす人がいたりと、様々なトラブル続出の本作。日本人にもなじみ深いスイス・アーミー・ナイフの老舗ブランド「ビクトリノックス」とも訴訟問題すれすれだったことも発覚した。

場面写真©️ SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

本作はスイスプロイテーション映画ということで、チーズ、アルプスの雄大な山々、トブラローネチョコレート、そしてスイス・アーミー・ナイフなどスイスの名産品の数々がこれでもかと登場。元々ハイジのメインの武器はスイス・アーミー・ナイフで、ティザー映像ではそれを使って人の目をえぐるという過激なシーンとなっていた。それを見たビクトリノックスが、訴訟をにおわせてきたたため、完成した作品では、ハイジが手にする武器はスイス・アーミー・ナイフから日本刀に変更され、ハイジに追い詰められた兵士が武器としスイス・アーミー・ナイフを取り出そうとするが、武器にはならないというシーンに変更されることになったという。

映画『マッド・ハイジ』訴えられたけど意地でも登場させたビクトリノックスシーン

解禁されたシーンは、ボロボロの兵士がスイス国王マイリに報告があると、血まみれで運び込まれるところから始まる。両肩を女性兵士に支えられながら「司令官、パトロール隊が全滅です!全く歯が立たなくて……」と涙ながらに語りだす。皆で昼休憩を取っていたところ、おさげの可愛らしい女性が乱入、次々と兵士たちを血祭りにあげていったという。スイス伝統の武器ハルバードや素手でバッタバッタとなぎ倒していく兵士たち。最後に冒頭の兵士は一人残され、苦し紛れに手に取ったのがスイス・アーミー・ナイフ。それを見たおさげの女性は「それでやれるのか?」と日本刀を兵士の眼前に振り下ろし、兵士をメッセンジャーとして生かすことに。

彼女が残したメッセージが「てめえの祖国に死を」。それを聞いたマイリの部下・クノールはハイジだと直感する。復讐の鬼と化したハイジが殺戮マシーンとして帰ってきたハイジ。果たして邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか。

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作品情報

マッド・ハイジ

ⓒ SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

ⓒ SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

マッド・ハイジ

2023年7月14日(金)ヒューマントラスト渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国公開
製作年:2022
製作国:スイス
上映時間:92分
スコープサイズ/5.1chデジタル
英題:MAD HEIDI
配給:ハーク/S・D・P/R18

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

監督: ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
製作:ヴァレンティン・グルタート
エグゼクティブ・プロデューサー:テロ・カウコマー
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤

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