2023.06.20 07:00
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2023.06.20 07:00
世界中のネット民に恐れられた伝説のホラーウェブ漫画を原作とした日韓合作ホラー映画『オクス駅お化け』が10月6日(金)に公開されることが決定した。
原作漫画はソウルの実在の地下鉄駅「オクス駅」を舞台とした都市怪談で、2011年NAVERウェブトゥーンミステリー短編として発表されると当時1億を超える閲覧数、平均9.84/10点の驚異的レビューを獲得。構想9年を経てJホラーの巨匠・高橋洋の脚本によって、強烈な承認欲求と虐げられた者たちの憎悪が蠢くおぞましい“都市伝説ハイブリッドホラー”が誕生した。
韓国では2023年4月に公開され、小規模公開ながらも初登場第3位という快挙を成し遂げ大ヒット。さらに公開前から世界126カ国に販売されるなど、期待の高さが伺える。
本作の実写化に乗り込んだ監督は、『人形霊』など数々のKホラーを手掛けてきたチョン・ヨンギ。主演には韓国で社会現象になり大ヒットしたドラマ『SKY キャッスル〜上流階級の妻たち〜』のキム・ボラ、N.Flyingのドラマーで日本テレビのドラマ『君と世界が終わる日に』でも話題を呼んだキム・ジェヒョンが共演。
駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手としてアクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことに。取材を進めていくと被害者以外に「線路に子供がいた」という奇妙な目撃談がでてくる。ある目撃者は、取り憑かれたように謎の数字を連呼するのだった。そして事件の真相を追ううちに、二人の周囲で次々とおぞましい変死が起こり始める。
特報は地下鉄駅の地下道内で“何か”が向かってくる様子が描かれており、静寂の中で見えない何かに向き合わなければならない恐怖を誘っている。併せて解禁されたポスタービジュアルには「あなたの近くにもいるかもしれない。」と日常に潜む恐怖を煽るキャッチコピーとともに中央にカメラの顔認識のピントが記されており、“何か”の存在が伺える。
本作の脚本を手掛けた高橋洋、チョン・ヨンギ監督からコメントが到着した。
高橋洋(脚本)
『オクス駅お化け』の脚本を書いたのは今から5年前。パク・クネ政権末期の頃です。オクス駅はソウルのど真ん中、漢江の近くに本当にある駅で、実際の駅名を堂々と出してホラー映画を作るなんて……と日韓の感覚の違いに驚いたというか、羨ましく思いました。地下深くにある廃駅にも案内されました。映画にも地下鉄の廃駅が出てきますが、あれも本当にあるんです。僕は列車恐怖症で、書いている間、怖くて大変でしたが、そういう苦労が映画から伝わってくれると嬉しいです。いかにも韓国映画らしいエグい展開が待っていますが、実は元ネタは日本で戦後まもなく起こった、あるおぞましい事件です。
チョン・ヨンギ(監督)
「オクス駅お化け」は、日本のホラー映画の巨匠である高橋洋さんとのコラボレーションにより製作されました。ほとんど前例のない日韓共同製作で完成したホラー映画「オクス駅お化け」は、韓国と日本のホラー映画の特徴と長所を融合し、日本の皆様にも大いに楽しんで頂ける作品に仕上がったと思います。また、映画に登場する4桁の数字は、韓国で児童を対象とした犯罪事件の日付であり、忘れずに覚えておきたいという思いで慎重に入れました。日本の皆様に映画を楽しんで頂き、そのことにもほんの少し気に留めて頂けますと幸いです。