2023.06.15 04:00
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2023.06.15 04:00
MOROHAのアフロが初主演を務める『さよなら ほやマン』が、11月3日(金・祝)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショーされることが決定した。
今年結成15周年を迎える、アコースティックギターとMCの二人組バンド・MOROHAのMCアフロ。満を持しての映画初主演となる本作の舞台は宮城県石巻のとある離島。漁師の兄弟と、東京からやってきたワケあり漫画家の突然始まった共同生活は、やがて彼らの止まっていた時間を動かしていく。
人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽を世に送り出してきたMOROHAは、音楽ファンに絶大な人気を誇る。15周年記念のニューアルバム『MOROHA V』をリリース、7月からはアルバムを引っ提げた全国ツアーもスタート。 また、本日6月15日(木)には日本テレビ「DayDay.」に生出演しパフォーマンスを披露する予定だ。
今回のキャスティングには、映画『さよなら ほやマン』の主人公を演じるのはアフロしかいないと、制作側からの熱烈オファーがあったという。脚本を渡され、物語の熱いメッセージに深く共鳴したアフロは、自分がやらねばと運命を感じて初主演を決心した。彼が演じるのは両親を亡くし弟と懸命に生きてきた漁師のアキラ役。漁師という役柄になりきるために、小型船舶の免許を取得し、素潜りのスクールに通うなど、全てを自分で演じられるよう万全の準備で挑んだ。監督は本作が長編デビューとなる庄司輝秋。短編『んで、全部、海さ流した。』(2013年)以来の監督作で前作に続き自身の故郷である石巻を舞台に、笑って泣ける「家族の再生」の物語を完成させた。
劇中場面写真とともに、主演アフロよりコメントも到着している。
アフロ(MOROHA)阿部アキラ役
演技に長けている人は他にいたはずだ。
それでも「お前じゃなきゃダメだ」と言ってくれた。
それは「音楽で晒している生き様をそのままぶつけろ」という、監督から与えられた使命だと思った。
生き様でナメられたくないから、台本を気が遠くなる程に読み込んだ。
あたり構わず教えを乞うた。
小型船舶の免許を取得し、ロープの繋ぎ方を覚え、素潜りのスクールにも行った。
その結果、俺は良い役者になれたのか。
それはわからない。
だけど、完成した作品を前に確信した。
俺じゃなきゃダメだった。
「初めてにしては良くやった」なんて生易しいものじゃない。
アキラの葛藤は俺のものだった。
これまでの自分のキャリアの全てを注ぎ込めたこと、誇りに思います。