W主演映画『アキはハルとごはんを食べたい』が6月2日公開
赤澤遼太郎×高橋健介、気遣い“ゼロ”距離で語り合う俳優の面白さ
2023.05.31 17:30
2023.05.31 17:30
周囲から“ゼロ距離”と呼ばれるアキとハルが、仲良くルームシェアをする様子を、温かみのある描写と、手軽な料理のアレンジレシピで描いた漫画『アキはハルとごはんを食べたい』。同作が実写映画化され6月2日(金)シネマート新宿ほかで2週間限定で公開される。
“料理担当”のアキを演じるのは赤澤遼太郎、“片付け担当”のハルを演じるのは高橋健介。Live Musical『SHOW BY ROCK!!』やドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』などで共演経験のある2人は、まさにアキとハルのように息がぴったり。そんな2人に、映画『アキはハルとごはんを食べたい』について話を聞いた。
2人の出会いと印象の変化
──今日は映画『アキはハルとごはんを食べたい』の取材日ということで、朝から2人でインタビューを受けたり撮影をしたりしているそうですが、その中で見えた相手の新たな一面などはありますか?
高橋健介(以下、高橋) 新たな発見はないですけど、めっちゃ楽ですね。
赤澤遼太郎(以下、赤澤) 僕も。休憩時間とか、2人でいるときに黙っていても変な気を遣わなくて良いですし。
高橋 昼休憩のあとの取材では、ちょっと眠たくなっていましたが、それを察して太郎がいっぱいしゃべってくれて。非常にありがたかったですね。
赤澤 健介さん、おねむの時間だったんですよね。
高橋 ご飯食べたら眠くなるから(笑)。
──今のお話だけでもお2人が良い関係性であることが伺えますが、お2人は作品での共演というと『SHOW BY ROCK!!』『悪女』だけなんですよね。
高橋 そうですね。「ぼくたちのあそびば」(鳥越裕貴、高橋健介、ゆうたろう、井阪郁巳がゲストを迎えてトークなどを繰り広げるYouTubeチャンネル)に出てくれたけど……。
赤澤 健介さんと鳥越さんはいなかった日だったので。
──これまでのお互いの印象と、今回共演して抱いた印象に変化はありますか?
高橋 実は僕、太郎に負い目があって。
赤澤 ……負い目!? 何ですか?
高橋 太郎のほうが俺より学歴が良いよね?(笑)大学の学部どこだっけ?
赤澤 偏差値で比べるのやめてくださいよ(笑)。
高橋 あはは(笑)。偏差値のことは置いておいても、出会った頃は学生でしたが、社会人になっても全然変わらないし、仕事がどんどん良い方向に転がっているのに天狗にならないし、素晴らしいなと思います。
赤澤 健介さんも出会った頃から全然変わらないです。当時から健介さんは健介さんでした。
高橋 俺、当時から天狗だったもんな〜(笑)。
赤澤 言葉を選ばずに言えば……まぁ天狗でしたね(笑)。でも後輩の僕にとって、そんな健介さんの態度は全然嫌じゃなかったし、「夢があるな」とも思っていました。今も健介さんはあの頃のままだし、変わらず大きな仕事も沢山されているし、すごいなと思いますね。
高橋 ここ、ちゃんと書いてくださいね!
──はい、しっかり書いておきます。お芝居の面ではいかがでしたか? 今作は2人のシーンが多かったと思いますが。
高橋 太郎はすごく考えて芝居をするんだなと思いました。正直、ノリでここまで来ちゃったみたいな俳優さんもいると思いますが、太郎は全然そういうところがなくて。一個一個しっかり考えていた。だから太郎から「これ、どう思います?」と聞かれたときに、俺も「俺はこう思うよ」と返せるようにちゃんと考えないとなって、気が引き締まりました。
赤澤 僕はすごく安心感がありました。僕は映像の経験があまりないので、映像作品にも広く出演されている健介さんが、スタッフさんとカメラの画角やシーンの繋がりについて話しているのを見ながら「なるほど! ここはこうしなきゃいけないんだな」と勉強させてもらう場面が多くて。健介さんの背中からいろいろ学ばせていただきました。
高橋 今のところもしっかり書いてください!(笑)
──書きます、大丈夫です(笑)。
高橋 なんか褒められると恥ずかしくなっちゃうんですよ。ディスられて「なんでやねん!」って言うほうが楽なので。
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