ヒット曲になるとは思っていなかったと明かす
スティーヴ・ルカサーがマイケル・ジャクソンの「Beat It」のベースパートも弾いた思い出を語る
2023.04.20 18:15
The Steve Lukather Interview: Secrets Behind the Songs
2023.04.20 18:15
昨年40周年を迎えたマイケル・ジャクソンの大ヒットアルバム『Thriller』。3rdシングルとしてリリースされた「Beat It」は世界で最も認知度が高い楽曲の一つであり、その文化的な功績は計り知れない。ギターソロはエディ・ヴァン・ヘイレン、リードパートはTOTOのスティーヴ・ルカサー、リズムパートはポールジャクソンJrが担当した「Beat It」だが、スティーヴ・ルカサーが当曲のベースパートについて語った。
人気音楽YouTuberのRick Beatoのチャンネルに登場したスティーヴ・ルカサーは、ギターだけではなくベースも弾いたことについて以下のように発言している。
「マイケルは私が弾くギターパートを歌って教えてくれたけど、既にリードボーカルとギターソロは完成していた。正直私はあの曲がヒットするとは思っていなかった。曲名とかが面白いと思って笑っていた。
あのベースパートは簡単だったよ。ギターパートと同じだからね!ジャコ・パストリアスのように弾かないといけないとかではなかったし。ジェフ・ポーカロがドラムスティックでクリックトラックを作って、ドラムをレコーディングした。その後に私がギターパートを弾いたけど、まだベースが入ってなかった。リフしかなかったから、私は“ベースを持ってきてくれたらベースも弾くよ”と伝えた。エディ・ヴァン・ヘイレンが参加しているから、ロックっぽいベースを弾いた。それをクインシー・ジョーンズに送ったら、とても喜んでいた」
マイケル・ジャクソンの『Off The Wall』『Thriller』では、ブラザーズ・ジョンソンのルイス・“サンダー・サム”・ジョンソンが多くの曲のベースを弾いているが、「Beat It」はスティーヴ・ルカサーがベースも担当したようだ。また、彼は2021年のインタビューでは、「“Beat It”はマイケルのリフだったけど、少し変更を加えたら、マイケルが踊り始めた。私の目の前で、あの“マイケル・ジャクソンの動き”をやり始めた」とマイケルが作ったリフに変更を加えたことも明かしていた。
マイケル・ジャクソン「Beat It」のMVとスティーヴ・ルカサーのインタビューは以下から見ることができる。