2023.04.17 17:45
Photo by Tim Saccenti
2023.04.17 17:45
4月14日に6年ぶりの新アルバム『72 Seasons』をリリースしたメタリカ。セールス枚数的にも世界で最も成功したメタルバンドの彼らだが、ドラマーのラーズ・ウルリッヒが大成功をした今でも抱える精神的な不安について語った。
Metal Hammer誌の最新号に登場したラーズ・ウルリッヒは以下のように発言している。
「自分の傷つきやすい面や、不安を人に見せられないときもあるし、それによってより硬い殻にこもってしまう。でも今のバンドのマインセットとしては、そのような一面を見せることに抵抗はない。俺たちはお互いをリスペクトし合っているし、褒め称え合っている」
さらに、2019年に依存症克服のために再度リハビリに入ったジェームズ・ヘットフィールドについて、以下のようにコメントしている。
「彼は今とても調子が良いよ。みんなと同じように、俺も心配ごとはあるし、精神的に不安定になったりする。バンドメンバーとして、親として、人生のパートナーとして、音楽家として、友人として、良い日もある。でも自分が愚かな負け犬のように感じたりするときもあるし、しっかりしていなく、クソ野郎のように感じるときもある」
2022年の5月には、ジェームズ・ヘットフィールドも自身が抱える不安をステージ上で語っていた。彼は「年寄りになって、もう人前でプレイができないのではないか」という不安を抱えていたとライブMCで発言しており、「バンドメンバーに話して、みんなが助けてくれたんだ。シンプルにそれだけだ。みんなが俺にハグをしてくれて、“ステージ上で何か大変なことがあったら俺らが背中を支えるから”って言ってくれたんだ。そう言ってくれるのは、俺にとって全てだ」とコメントしていた。
また、メタリカは先日出演したラジオ番組「Howard Stern Show」から「Lux Æterna」、そして最新テレビパフォーマンスから「Master of Puppets」のライブ映像を公開している。