脚本は『サウスパーク』手掛けるヴァーノン・チャットマン
『サウスパーク』のトレイ・パーカーがケンドリック・ラマーによる長編映画の監督を務めると発表
2023.03.24 16:45
Kendrick Lamar
2023.03.24 16:45
2023年グラミー賞では最優秀ラップ・アルバムを含む複数部門を受賞し、SUMMER SONIC 2023のヘッドライナーを務めることも発表されているケンドリック・ラマー。彼が人気アニメ『サウスパーク』のマット・ストーンとトレイ・パーカーと共にプロデュースする映画の概要が発表された。
ケンドリック・ラマーは昨年の1月にコメディ映画で映画業界に参入すると報じられていたが、昨日映画サイトAbove The Line誌にて、『サウスパーク』のトレイ・パーカーが監督も務めると発表された。タイトル未定の本作は「歴史博物館で奴隷を再現するインターンの若い黒人男性が、白人であるガールフレンドの先祖が奴隷主だったと知る」というストーリーになっており、脚本は同じく『サウスパーク』やAdult Swimなどを手掛けるヴァーノン・チャットマンが担当する。
〈Paramount Pictures〉によって配給される本作は、トレイ・パーカーとマット・ストーンの会社〈Park County〉、そしてケンドリック・ラマーと長年のビジネスパートナーであるデイヴ・フリーによる会社〈pgLang〉が共同プロデュースを務める。撮影は昨年開始する予定だったが、『サウスパーク』制作者2人のスケジュールによって延期となり、今年中に開始するとも報じられている。
ケンドリック・ラマーと『サウスパーク』がコラボするのはこれが初ではなく、ケンドリック・ラマーの『The Heart Part.5』のMVはトレイ・パーカーとマット・ストーンが所有する会社によるディープフェイク技術によって制作された。また、以前『サウスパーク』のエピソードでは、キャラクターがケンドリック・ラマーの「Humble」をカバーするシーンもあった。