プロデューサーとして働くメイキングシーンも満載
映画『ボーンズ アンド オール』ティモシー・シャラメが“人喰い”役への想いを語る特別映像公開
2023.02.15 08:00
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2023.02.15 08:00
今週末の2⽉17⽇(⾦)に公開される映画『ボーンズ アンド オール』から特別映像が公開された。
アカデミー賞「作品賞」「主演男優賞」など主要4部門にノミネートされ、「脚⾊賞」に輝いた『君の名前で僕を呼んで』(2017年)に続きティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作。ヴェネツィア国際映画祭後もアカデミー賞の前哨戦に数えられるインディペンデント・スピリット賞やゴッサム賞でも複数の部門にノミネートされた禁断の純愛ホラーとなっている。社会の⽚隅で⽣きるマレンとリーが抱える秘密。それは⽣きるため本能的に⼈を喰べてしまうこと。その「謎」を解くための⼆⼈の逃避⾏、そして予想だにしない純愛のゆくえが本作で描かれる。
主演のシャラメは昨年アカデミー賞6部門を受賞した『DUNE/デューン 砂の惑星』で全宇宙の未来を託された主人公・ポールを演じ、その美しさと繊細な演技で世界を魅了。今年も本作の他に続編の『DUNE:Part Two』、若き日のウィリー・ウォンカを演じる『WONKA』(原題)の公開が控える今最も勢いのある若手俳優。そんな彼が本作では人を喰べてしまう宿命を持ち、孤独に生きるリーを演じるほか、初めてプロデュースにも挑戦する。
本日公開されたのはシャラメが演じる、“人喰い”リーにフォーカスした特別映像。映像はリーと同様に人を喰べる衝動を抑えられず、父にも見放されたマレンと車の中で自己紹介する場面で始まる。「どうしたらいいの? 泣く? 叫ぶ? 笑う?」と言葉があふれ出るマレンにリーはひと言「叫ぶな」と諭す。シャラメは、「『ボーンズ アンド オール』はラブストーリーだ。お互いに癒やされ、深く愛し合うリーとマレンの物語に心打たれた」と語り、「自らの恥や理解できないことを抱えるリーというキャラクターに惹かれた。彼はこの社会で自分として生きる術を身に着けているように見えた」と、心優しいリーについて自らの宿命と折り合いをつけている人物だと分析する。
「なぜ誘ったの?」「いい人っぽい」、ダイナーで交わされるふたりの穏やかなシーンに重ねてシャラメが言う。「愛情や優しさが彼の最大の弱みだ。それをマレンに見いだし、その瞬間に恋に落ちる」と、優しさこそがふたりの弱点となるのだと。そしてリーは「鏡に映る自分を見たとき、彼は恐怖を感じる」と続ける。グァダニーノ監督は、「ティモシーにぴったりの役だと思った。『君の名前で僕を呼んで』での経験も最高だった」と初タッグ作のことを振り返り、今や映画界に欠かせない存在となったシャラメを成長し続けている俳優だと太鼓判を押した。
マレン役のテイラー・ラッセルは初共演のティモシーについて「彼は最もユニークな俳優の一人。直感で行動するタイプ」だとコメント。「彼はその瞬間の状況に影響を受けて演じる。だから特別なことが起こる。私はそんな人と働きたいと感じる」と、シャラメとの共演を振り返った。