制作の裏側に密着した30分特番も放送決定
『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』尾上菊之助、中村獅童、尾上松也ら全扮装ビジュアル解禁
2023.02.03 12:00
2023.02.03 12:00
3月4日(土)から4月12日(水)にIHIステージアラウンド東京(豊洲)にて上演される『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』より、全キャストの扮装ビジュアルが解禁された。
原作は「ファイナルファンタジー」シリーズの中でも、ユウナ、アーロン、ルールーといった和テイストのコスチュームデザインのキャラクターが印象的な『ファイナルファンタジーX』。全世界で売上2,110万本を誇る大人気ゲームが、今回初めて歌舞伎化される。
歌舞伎化決定の情報解禁時には、「元々和風のキャラクターが多いからきっと歌舞伎と合う」「歌舞伎にアレンジされた衣裳が楽しみ」という声が挙がると共に、セクシーなユウナレスカの服装や、シーモアの独特な髪形など、どのようにアレンジ・再現されるのかと話題に。「コスプレにならないように」とこだわっていたという企画の尾上菊之助氏、演出の金谷かほり氏、メイク・ヘアデザインの松本慎也氏による衣裳打ち合わせの様子を公式Youtubeでも垣間見ることができる。
また、2月1日(水)には原作ゲームのキーポイントの一つである「異界送り」スペシャル映像が解禁され、こちらも大きな話題に。このシーンでは主人公ティーダが初めて「異界送り」を見た際の「不思議で……少し恐ろしい儀式」「もう見たくないと思った」というセリフも登場。
映像で使用されている楽曲は、原作でゲームミュージック界の巨匠・植松伸夫氏が制作した名曲「異界送り」を『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ』では作・編曲を担当し、本作では音楽を務める新内多賀太夫氏がアレンジ。舞いの振付を担当した尾上菊之丞氏は「異界送り」の儀式を日本舞踊にアレンジするなど、原作への敬意とこだわりが詰まった動画となっている。
なお、会場となるIHIステージアラウンド東京(豊洲)が2017年のオープンから7年の歴史に終止符を打つことが決定。客席が360度回転し、全面に舞台が存在する特殊な劇場として多くのエンターテイメントを届けてきたが、このたびラストシーズンを飾る超大型企画として本作が上演されることとなった。
また、2月18日(土)16時30分から17時にTBSにて特番が放送されることも決定。IHIステージアラウンド東京のロビーでの稽古の様子や、劇場内でのテクニカルスルーの映像といった歌舞伎本編の内容や演出、舞台装置など、本作の制作に密着した映像の一部が公開される。
ほかにも本作については、三越伊勢丹のプレミアムフードデリバリーサービス「QG DISH」とコラボした「ノベルティステッカー付お弁当」の販売や、インバウンド向けチケットの販売など、これまでさまざまな情報が解禁されている。