クラシック~ジャズ界のトップクラス30名以上が参加
上原ひろみが音楽手がける映画『BLUE GIANT』 公開日にサウンドトラック発売
2023.01.20 12:00
2023.01.20 12:00
ピアニスト・上原ひろみが音楽を手がける、2023年2月17日(金)より全国公開されるアニメーション映画作品『BLUE GIANT』のサウンドトラックが映画公開当日に発売されることが決定した。
石塚真一が2013年に「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した同名漫画を映画化した本作。その圧倒的表現力は“漫画から音が聞こえてくる”とも評されており、シリーズ累計販売部数は880万部を突破。「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから立川譲監督により映画化される。
劇中の音楽は、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト上原ひろみが担当。上原は原作の石塚真一とかねてから親交があり、主人公たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル楽曲を映画化が決まる前からプライベートで作曲していたという。上原は“JASS”のオリジナル楽曲「FIRST NOTE」「N.E.W.」「WE WILL」の3曲だけでなく劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。
世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを演奏するのは、国内外の有力奏者を対象にしたオーディションで満場一致で選ばれた馬場智章。仙台出身の大と高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、millennium paradeのメンバーとしても活躍する石若駿が上原ひろみのラブコールにより参加している。また、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原ひろみが担当する。
劇伴音楽やバンド演奏には「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット」のメンバーを中心とするストリングス・セクション(指揮:挾間美帆)や、上原の呼びかけにより集まったジャズ・ミュージシャンなど、クラシック~ジャズ界のトップクラス30名以上が参加し制作された。
さらに上原は、エンドロール用に作品と同名のオリジナル曲「BLUE GIANT」を書き下ろし。“JASS”のレコーディング中に浮かんだイメージをもとに作曲された同楽曲を、馬場智章、石若駿とのトリオで演奏、作品を締めくくるに相応しい感動的な仕上がりとなっている。
本楽曲について上原は「この映画のレコーディングをしていた時、急にこのメロディーが頭の中に降りてきて、夢中で五線紙に書き留めたのを覚えています。『BLUE GIANT』という作品にインスパイアされ、スタジオにいたその日に出来上がった曲です。その環境下でできた曲なので、この曲を『BLUE GIANT』と呼ぶことにしました」とコメントしている。