2022.12.26 20:30
2Pac - Changes ft. Talent
2022.12.26 20:30
1996年に25歳という若さで亡くなった伝説的なラッパー2Pac。社会的なメッセージを込めたリリックで世界中のファンの心を掴み、ロックの殿堂入りを果たした初のラッパーとなった。今でも多くの人に聴かれるレジェンドであるが、西海岸ヒップホップの大御所アイス・キューブが2Pacについて語った。
ベテランラッパーであるタリブ・クウェリのポッドキャスト「People’s Party」に登場したアイス・キューブは、2Pacと出会ったときのことを明かしている。2Pacは当時デジタル・アンダーグラウンドに所属しており、アイス・キューブはN.W.Aのメンバーであった。2人とも自身が所属するクルーのなかでは最年少であったため、それがきっかけで仲良くなったという。
「2Pacはよく、“デジタル・アンダーグラウンドはクールだけど、俺はN.W.Aのような音楽がやりたいんだ”と言っていた。“俺が住んでいるところは色々ボロボロだし、良くない環境だ。だからそういうことを伝えたいんだ”ってね。だから俺は、デジタル・アンダーグラウンド内でもっと認められるようにスキルを磨いて前に進み続けるように彼に伝えたんだ。そしたら徐々に彼はデジタル・アンダーグラウンドの後ろにいるだけじゃなくて、曲にも参加するようになった。そして彼はソロ活動を始めて、自分のやりたい音楽ができるようになったと言っていた」
2Pacは1991年にデジタル・アンダーグラウンドを脱退し、ソロデビューアルバム『2Pacalypse Now』をリリースした。その後、彼は貧民街などで起こっている現実や、人種問題など社会に蔓延る問題をリリックで語り、世界に大きなインパクトを残した。