宮本浩次が「人が生きる」をテーマに書き下ろし
エレファントカシマシ、4年半ぶり新曲は阿部サダヲ主演映画『シャイロックの子供たち』主題歌
2022.12.09 07:00
2022.12.09 07:00
2023年3月にデビュー35周年を迎えるエレファントカシマシが、2023年2月17日(金)に全国公開される映画『シャイロックの子供たち』の主題歌「yes. I. do」を書き下ろしたことを発表した。
映画の原作は、累計発行部数50万部を突破した池井戸潤による同名小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫)。池井戸が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える作品が満を持して映画化されることとなった。
本作は小説と展開が異なり独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリーとなっており、2018年に大ヒットを記録した『空飛ぶタイヤ』も手がけた本木克英が監督を務める。主演の阿部サダヲをはじめ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、橋爪功、柄本明、佐々木蔵之介と、日本を代表する超豪華キャスト陣が出演する。
「yes. I. do」はエレファントカシマシ4年半ぶりの新曲で、彼ら4人にしか出しえないサウンドと、長い歴史を持つバンドのフロントマン・宮本浩次の重みと激しさを感じさせる歌が押し寄せてくる楽曲。デビュー以来宮本浩次が一貫して歌ってきた「人が生きる」という楽曲テーマが映画に寄り添った作品となっているという。
今回の発表とともに映画の本ビジュアルと本予告映像が解禁。また、宮本浩次、阿部サダヲ、本木克英監督からのコメントが到着している。
宮本浩次 コメント
「シャイロックの子供たち」の”主題歌”を作るにあたり、わたしはまず2回この映画を観ました。人間の心を善とか悪とかではないものを基準として描いたこころの日記のような作品で観た後に、わたしの心はずいぶん軽くなりました。
「ああ、俺たちは別に立派でも何でもないけれど、折にふれそんな自分を感じられるストレイトな感情を持っている。」そしてわたしもいい曲とか、悪い曲とか、そんなところじゃなくて心のままにストレイトに曲を作り上げることを心がけ、そしてこの「yes. I. do 」はこれを形にする事に成功したのではないかと自負しています。久しぶりに鳴らすエレファントカシマシのサウンドがこの映画と共にあることが誇りです。
この映画を見た人たちの心に作品の持つリアリティーや俳優陣の凄みのある、素晴らしい演技を邪魔することなく、この「yes. I. do 」が溶け込んでくれたなら、今はそんな楽しい夢想の日々です。
阿部サダヲ コメント
「シャイロックの子供たち」エンディングテーマ聴かせて頂きました!
自分が演じた西木という男にすっごくハマるなぁ、と思いながら最初聴いてましたけど…西木だけじゃない、他の登場人物にも、いや、全ての人にハマっちゃう凄い曲ですね!もちろん自分も、答えはいつもheartの中です。
宮本浩次さんは「俺」って歌詞が本当に似合いますねぇ。最高です。
この曲を聴いてシャイロックのプロモーション頑張ろうと思います!ありがとうございます!
本木克英監督 コメント
悲しみや虚しさを 、生きる情熱に変えてしまう楽曲でした。宮本浩次さんには、この映画を見て思ったことを率直に、断定的に叫んでほしいとお願いしましたが、期待を上回る力強い愛の歌に心が震えます。