ハッカーが1500曲以上保持していると明かされる
故ジュース・ワールドの新曲「In My Head」のMVが公開 流出を防ぐために講じられた策とは?
2022.10.31 19:30
By Lexiou WesCudi - Juice WRLD - Les Ardentes 2019, CC BY-SA 2.0
2022.10.31 19:30
2019年に21歳という若さで亡くなった人気ラッパーJuice WRLD(ジュース・ワールド)。彼は亡くなった後も、2020年には2番目に再生されたアーティストとなり、今でも多くの音楽ファンに愛されている。彼は生前に1000曲ほどの未公開楽曲を完成させていたとも報じられており、亡くなってからも多くの楽曲がリリースされているが、この度新曲「In My Head」がリリースされた。
今まで100以上の楽曲がハッカーたちによって流出しているジュース・ワールドであるが、彼が所属していたレーベル〈Grade A Productions〉のLil Bibbyは、流出を防ぐためにとある工夫をしたと明かしている。10月26日に楽曲のティーザーをSNSに投稿したLil Bibbyは、すでにハッカーたちが1500曲ほどの未公開楽曲を保持しているなか、リリース直前に流出されないために全く違う曲名で告知をしたと明かしている。正しくは「In My Head」という楽曲であるが、タイトルを明かしてしまうと楽曲ファイルを保持しているハッカーたちによって先にインターネットにアップロードされてしまうため、「Rush Hour」という存在しないタイトルで告知をしていたようだ。
彼はインスタグラムで「この曲は“In My Head”だ。フラッシュドライブで車でずっと聴いている。もう流出はしない!!この曲はハッカーたちに先回りして世に流出されないように、“Rush Hour”というコードネームを使用していた。本当は“In My Head”という曲だ」とコメントしている。
ジュース・ワールドの楽曲は今までに多数流出しており、今年リリースされた「Cigarretes」なども2018年にリークしていた。先週、カニエ・ウェストやエド・シーランなどの楽曲を不正に入手し、販売していた23歳のハッカーに18ヵ月有罪判決が下ったいうニュースも話題になっていた。