原作は「このマンガがすごい!」 2019オトコ編第1位を獲得
『天国大魔境』2023年アニメ化決定 制作スタジオはProduction I.G
2022.10.18 18:00
©石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会
2022.10.18 18:00
石黒正数が原作の漫画『天国大魔境(てんごくだいまきょう)』が2023年TVアニメ化が決定し、ティザービジュアルと原作者からのイラスト&コメントが到着した。
本作は『それでも町は廻っている』 『外天楼』の石黒が手掛ける、講談社「アフタヌーン」にて好評連載中の近未来SFアドベンチャー作品。2018年の連載開始直後から話題を集め、同年12月には異例の速さで「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクイン。現在は第7巻まで刊行されている。制作を担うのは『PSYCHO-PASS サイコパス』・『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』など数々の人気SF作品を手掛けるProduction I.G。
2024年、世界は崩壊した。未曾有の大災害から15年。廃墟となった日本の地には“人食いヒルコ”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。東京・中野で便利屋を営むキルコは、とある女性から謎の依頼を受ける。「この子を“天国”に連れて行って」、そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年、マル。彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も知らないという。果たして“天国”とは何処なのか。そこに辿り着いたとき、一体何が起きるのか……。
この度公開されたのは、同スタジオが制作したティザービジュアル。2039年、未曾有の大災害により廃墟と化し異形の化け物が巣食う日本の地で“天国探し”の旅をするマルとキルコが描かれた本ビジュアルは、2人が崩壊した世界と対峙する様を禍々しくも美しく表現している。
また、アニメ化を記念して原作者・石黒からのお祝いイラスト&コメントが到着した。
原作者・石黒正数 コメント
いや実は、滅び朽ちた日常風景の荒涼とした美しさや絶望感を描き出す手段としてはアニメが最も向いていると思っていました。しかし僕は漫画家ですからモノクロの静止画で四苦八苦していたわけですが…まさかアニメ化の企画が動き出すとは。アニメの生命を吹き込まれたキルコとマルがどんな旅をするのか、楽しみにしています。